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NO!兄弟(姉妹)比較!

少し間があいてしまいました。

今日は、少し子育てのお話を。(サッカーキッズにも関わること)

サッカーも兄弟で習っているご家庭は多いと思います。
兄弟であろうとも、同じ家庭で育てていようとも、人の性質は全く同じとは限りません。
(保育士目線、子育て中目線でもそう感じます)

それぞれの得意と不得意があるんです。
ひとつのことが不得意な子がいても劣っているわけではないのです。

大人は
“自分に都合の良い” もしくは “興味関心を強く持っていること”
を得意とするほうの子どもを高く評価する傾向にあると感じています。

でも、サッカーにおいてもポジションを変えるとグンと伸びる子もいるし、
チームやスクールを変える・・・
もしかするとサッカー以外のことが得意な子もいる。
そういう視点を持ってほしいと思います(自分も含め)。

子どもにとっては兄弟比較は本当につらいです。
特に「劣っている」と実親評価されたほうの子は
大人になっても傷つきやすかったり、自信を持てない、自分は成功しない、失敗を過度に恐れる傾向の人になります。

大人になれば逃げることもできるし、
その評価は世界中のたった一人のちっぽけな意見にすぎない、
取るに足らないものと気づくこともできるでしょう。

でも子どもにとって、親の意見は想像以上に強烈なのです。
反抗期やいわゆるギャングエイジ(10歳前後)の子どもであっても同じ。
想像の何倍も深く傷つき、傷が癒えるのには何十年もかかります。

話は戻りますが、兄弟でサッカーを習わせている保護者の方、
それぞれの話をゆっくりと聞いて、結果だけではなくそれぞれの頑張りを平等に評価してあげてください。
子どもは、親に褒められるのは本当にうれしいのです。単純に。

きっと、あなただってそうだったのでは?

人間も草花や自然の植物と同じで、同じ種類であっても色々な個性と特性があるのです。
みんなちがってみんないい。
「〇〇ちゃんはこれができるのに、△△ちゃんはなぜできないの?」
「〇〇くんはできないけど、△△ちゃんは何も言わないでもやってくれたよ!」
親が考えるこの場合の「なぜ?」の答えはただひとつ。

“違う人間だから”

兄弟であっても、ひとりひとりの人格があります。
そして、親とも別の人格です。
だから、親の思うように動くわけがないし、親の考えていることなんて見えない。
それぞれが違う意思で動いているし、それで当然なのです。

自分のなかでの都合の良い子ではなかったとしても、
その子なりの頑張りがあるのです。
不器用でも世間的には高い評価につながることではなくても、
点が取れなくても、ボールに触れなくても、走るのが遅くても。

あなたが親だとしたら、あなたの接し方で大きく飛躍するものです。

我が娘は一人っ子です。
小柄で走るのは好きだけど、怖がりで慎重派です。
だからサッカーの練習に溶け込むにも相当な時間がかかりました。

ただ、真面目なところがあって何よりサッカーが大好き。
気長に3年間見守っていたら、ようやくチームでも主戦力として力を発揮できるようになりました。
私はサッカー経験者ではないので、チームやスクールのコーチの話をとにかくしっかり聞くこと、
コーチに言われたことにしっかり取り組むことを薦めてきました。

勘のいい子と比べればきっとサッカーの成長はゆっくりです。
それでも今2年生にしては上出来じゃないかな?と素人母の私は思っています。
何より、好きな事を思い切りやればいいじゃないか!と。

みんなちがってみんないい
サッカーをやるのは保護者じゃなく子どもたちです。
そっと温かく迎える港の気持ちでいたいものですね。

今日も最後までお読み頂きありがとうございました。


(実はいまだに姉妹比較をされている私からのメッセージでした)




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