見出し画像

~事業企画備忘録~リサーチ編-失敗しないリサーチ抽出

シンチャオ!

今日は先日投稿したリサーチするべき内容に続いてリサーチのやり方の中でも、失敗しないリサーチ手法について書いていきます。

今回の失敗と言うのは、上司や取引先にリサーチを依頼された際の、抽出のやり方について、これだけしっかり押さえてリサーチすればアウトプットの質をある程度担保できるのはないかという方法について解説していきます。

リサーチ業務に必要なプロセス

プロジェクトを外部あるいは自社の人間と共同で進行していると、上司や取引先からリサーチの依頼が来ることもあるでしょう。

その際に当然ですが、いきなりリサーチして結果を報告するのはやばいですよね。そうならないためにも、最低限の理解として、以下のプロセスを守ります。

依頼主の目的整理→リサーチ手段と内容(質問内容・仮説)の合意形成→リサーチ開始→初期段階で抽出内容の確認→リサーチ業務開始→完成形の提出

基本中の基本ですが、リサーチ業務に慣れてくると、ゴリゴリ進めてしまう時もあるので、小出しで成果物の確認を行っていきましょう。

このリサーチプロセスを大前提としてリサーチ業務を進行させていきます。

リサーチの目的整理

リサーチを大きく2つに分解すると、以下の2つになるのではないでしょうか。

①事実確認
②仮説検証

①の事実確認ついては、現状の状況を理解・説明するために必要で、仮説検証については、何かしらの問いに(不明確・不確実)対する答えがどのように存在しているのかを確かめる事です。

これらを混合してしまうと、リサーチ結果の内容も説明しにくい、よくわからない結果になってしまうので、注意が必要です。

リサーチ内容(問い)の言語化

先ほどの①でも②でも、確認したい内容を言語化する必要があります。

例えば、きくらげの生産会社のマーケティングを担当することになり、上司からの依頼が「伝統産業品のwebマーケティングの方法について」の調査依頼が来たとしましょう。

その際に、リサーチの目的整理を「きくらげ商品の認知度アップ」と置いた場合には、以下の様なリサーチ内容(問い)を言語化できます。

・伝統産業品でヒットしている商品のwebマーケティング手段は何か
・きくらげ商品の上位概念であるきのこ商品のヒット商品のマーケティング手段は何か
・各手段におけるコストや追うべき指標と最終的にどれほどの認知度が上がったのかあるいは売上アップにつながったのか
・自社のリソースを考慮して、どのような施策を検討できそうか。またどのようなことが自社のマーケティング施策においてボトルネックとなりそうか
・自社の顧客はどのような理由や意思決定の元これまでの商品を購買しているのか

上記の問いの中でも上位3つほどはリサーチ依頼主からの期待値としては当たり前の水準だったりするので、問うべき内容を作成できたら、リサーチ主に確認をしながら、明確にする内容の優先順位の合意形成を取りつつ、期待値に大きなずれが内容にするのも大切です。

リサーチ手段の明確化

リサーチ内容の問いを言語化できたら、リサーチ手段の明確化を行います。

リサーチ手段については、大きく以下の2つです。

第一次情報:顧客インタビュー、専門家インタビューなど
第二次情報:デスクトップ(ネット)リサーチ

先ほどの問いの内容によって対応するべき調査手段は変わってくるので、こちらのリサーチ主と合意形成を取りながら進行するのが良いでしょう。

最後に、これまでの3つの要素である、①リサーチの目的②リサーチ内容(問い)の言語化③リサーチ手段の明確化を1枚のスライドなどでまとめると、認識の相違がなく伝達できると思います。

最後に

本日はここまでです。

結局1,500文字ほどになってしまい、1,000文字で要点を絞って書くのは難しいですね。次回はリサーチ内容の中のでも、事業アイデア段階に置ける実現性調査のやり方について解説していきます。

それでは、カモーン!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?