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三十六計逃げるに如かず

関東/四年制大学理系/グローバルビジネス志望

就活で一番難しいのは、心の健康を保つことだ。だって、就活は本当にしんどい。ほんの一年先の将来に霧がかかって、何が正解か分からなくなる。常に真剣に取り組んでいれば、心が壊れてしまうだろう。だから私は、毎日就活を頑張るあなたへ、逃げ方を授けたい。

その1:失敗しても大丈夫な気持ちの逃げ道を準備する

講談社の面接アドバイスで、よく本当の自分を見せてくださいと言われるが、この上なく緊張している状態で本当の自分なんて見せられるわけがない。だから、緊張しないための工夫をする必要がある。その一つが、落ちても大丈夫な気持ちの逃げ道を作ることだ。私の場合、
「大学院に進学するけれど、院での就活に向けて、実験的に就活をしてみる」
という逃げ設定を作った。その上で面接に挑むと緊張の仕方がまるで異なってくる。本来なら震えの止まらない面接も、本番の下見だと自分に言い聞かせる事で、リラックスして挑む事ができた。

その2:物語の世界へ逃げる

不安で現実から逃げたい時、心を助けてくれるのはやっぱり物語である。本を開いたり、動画を再生するだけで手軽に別の世界へ行ける。物語の力は偉大だ。もし、不安で心が埋め尽くされたら、とにかく自分の大好きな物語に没頭してほしい。私は、時にイギリスの魔法学校の生徒になり、時に三重の壁に囚われながら就活期を過ごした。

その3:物理的に逃げる

まず、一次面接後のこの写真を見てほしい。

一次面接の後に、進撃の巨人の聖地・大分県日田市へ。
写真は、進撃の巨人in HITAミュージアムで撮った、全進撃作品が飾られた本棚。
短い面接時間内に自分の熱い想いを伝えきれず絶望していたが、
講談社受験の原点である作品に触れることで、次への闘志が湧き上がった。

そして、二次面接後のこの写真を見てほしい。

二次面接を終えたその日にハワイへ直行。
面接中、何があっても心にハワイを思い浮かべる事で冷静を保った。
ダイヤモンドヘッドの山頂から見た果てしなく青い海は、面接での失態を全て浄化してくれた。

最後に、最終面接後のこの写真を見てほしい。

最終面接の次の日に大阪へ。「落ちたらどうしますか?」と聞かれたため、不採用を確信。
しかし、大阪で美味しい料理をたらふく食べることで、ポジティブな気分に。

ご覧の通り、私は各面接後に旅をした。家にいると結果を考えすぎてしまうので、旅に出て脳に考える隙を与えない作戦である。これはかなり効果覿面で、美しい景色と美味しいご飯を目の前にしたら、人は驚くほど前向きになれる。

もしあなたが私と同じく、終わりの見えない就活に心が折れそうになっているのなら声を大にして言いたい。
逃げることは恥ずかしくない! 全力で逃げてみて!

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