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アパレル事業編 〜ビジネス録〜

こんにちは!
FC東京の児玉剛です。

いよいよ2023年シーズンも始まりました。
一方でこのNOTEも今年から、本格的にビジネス面での記事を書いていこうと、新たなスタートを切ったので駆け抜けていきたいと思います。

ということで、私がここまでやってきたビジネスを一つずつ振り返っていきたいと思います。知っている方もいるかもしれませんが、改めて掘り下げていきたいと思います。
今回そして次回は、本当の最初の一歩でもあるアパレル事業をご紹介します。

1、まずは何か始めようとしたアパレル事業


・物足りなさから何かしたいと思った軽い気持ち

アパレル事業を始めたのは2018年の12月ごろでした。
サッカー選手として生活していることの充実感や幸福感を感じていることはありましたが、その中でどこかサッカーしかしていない自分に歯痒さと物足りなさがありました。
サッカー選手になって少しずつ影響力も付いて、自分が何かを売れば簡単に売れるだろうという安易な考えも少なからずあったと思います。

元日本代表の遠藤選手や海外ではクリスティアーノ・ロナウドやビエリといった有名なサッカー選手が自身のアパレルブランドを立ち上げていて自分もやりたいと思いました。

そこまで深い理由もなく、面白そうだから始めたと言ってもいいぐらいの始まりでした。

・自分の子供が生まれて大きく変わった

子供ができたことも大きく関係しています。まだまだ小さな子供たちと生活する中で、やっぱり子供を一番に考えることが増えていきました。食事、環境、教育などなど、父親になるまでは考えもしなかったことがたくさんあります。

その中で「着る物」の重要さを知り、耳にしたことはあったが深くは知らなかったオーガニックコットンの良さに感銘を受けました。細かな話をすると経費毒というものがあり、皮膚から化学物質を吸収してしまうことがあるのでできるだけ天然繊維を使用し、染料も天然染料が体には良いと知りました。
子供達の為に少しでも肌に良いものを提供したいと思い、オーガニックコットンを使用した子供服の制作に取り組みはじめました。


・KDM-1の理念

当時はまだ法人成りもしておらず、いわゆる「個人」で動いていました。
理念を掲げようと考え、未来の子供達のことを考えると言う意味で「7代先の未来の為に」と言う言葉を恥ずかしながら良く使っていました。笑

理念は少しずつ変わって来ていますが、根幹にある子供達の為にというところは今でも変わっていません。それは自分の子供ももちろんですがこれからの日本の未来を担っていく子供たち全員への想いです。

当時は「子供」というところにフォーカスしすぎてしまって子供服から始めましたが、現在では「育成と成長」を根幹に置いているので子供だけでなく「大人」にも本質を伝えていきたいと思っています。子供のためにも大人がもっともっと勉強していろんなことを知っていかなければならないと思います。

今経営しているジムでは肉体的にも成長していって、日々前に向かっていけるように進めれたらと考えています。

2、思ったように売れない現実

・SNSで宣伝すれば売れると思っていた

ビジネスのビの字も知らなかった最初、SNSで宣伝すれば簡単に売れると思っていました。オーガニックコットンを使った子供服。大人向けとして販売を始めたキャップ。そして大人向けにも展開を始めたTシャツなど。

想像以上に売れなかった。
売れない理由も分からないし、売れる方法も知らない。ここでやっと気付きました。
「あ、何も商売のことがわかっていないんだな!」
それもそのはずで、これまでサッカーしかやって来てなかったわけで、それが一発目から上手くいくはずがなかったわけです。

・在庫が残っているという現状と感情

自宅の在庫の山を眺めながら、シンプルにメンタル面でキツかったです。トレーニングで体がきついのとも、試合にスタメンで出れないのともまた違う、今まで味わったことのない辛さでした。
ビジネスの先輩に相談していくうちに、在庫を抱えると売れなかった時にキツイ。という商売の鉄則を体で痛感しました。
実際に置いておくのも倉庫代として経費もかかるし、売れなければただの「物」になってしまって損をしている感覚がその段ボールを見ると、より感じてしまう。 

堀江貴文さんもよく言っているのですが、スタートアップで在庫を抱える商売を始めるのは本当にリスクが高い!ということです。ネットがある社会でなぜ物の在庫を抱えての商売を、しかも初めてのビジネスでするのかそのロジックが分からない。というのを知って、さすがにこれは勉強しなければいけないと痛感しました!

3、商売の厳しさを知って次のビジネスの糧に

・なぜうまくいかなかったかを分析

あれから色々な事業を経験し、今では反省点をいっぱいあげられるようになりました。ですが当時はそれが見えなかった。やっぱり初めてサッカー以外のことをやり出したので、仕方ないといえば仕方ないですが、商売・ビジネスは簡単ではない、ということをまず知りました。

これは商品に限ったことではなくサービスなども含めですが、まず圧倒的にクオリティの高い商品だというベースがなければいけない。ラーメン屋さんなら美味しいラーメン、絵を売るなら上手い絵、服ならデザインなのか機能が優れているか。そういったベースがあってから且つしっかり宣伝、認知を広げて行かなくてはいけないのにその両方が足りていなかったのがアパレル事業でした。

そこからどうすれば売れるのか、をずっと考えていました。まずはその商品のクオリティーを圧倒的に高めること。それに尽きるかと思います。
当時の私は、こうやれば売れるああやったら売れる、とブランディングや広告の仕方を火投げていました。ですが、順番が逆でした。まずはもっとその商品と向き合う、ということだと思います。

・次はどうしようかと思った末に出てきたBARという案

しかし商品やサービスと向き合うにはとてもエネルギーや情熱が必要になります。単純に時間もコストもかかります。服を売るとなれば、ライバルはユニクロやビームスなど大手と並んでいく枠組みになります。それぐらいの覚悟が必要でしたが、当時はそこまでありませんでした。

もしくは、その在庫をどうすれば売れるかもっともっと販売方法を考えたり悪あがきももっと必要だったかもしれません。ですが、自分の中ではアパレル事業に情熱が注げませんでした。サッカーもあるので限られた時間と労力の中で自分の中のベストパフォーマンスを出すにはアパレルじゃない、と判断しました。

アパレルが失敗に終わり、次は何のビジネスをしようと考えた結果、BARを始めることになりました。

その話はまた次回にでもしたいと思います。

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・初めての方はこちらの「自己紹介の記事」もぜひご覧ください。

・合わせてこちらの「児玉剛と繋がる」もご覧ください。

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