CD-Rの中身とは

諸事情があり、先週の土曜日から今日まで実家へ帰っていた。

母が昔の写真を整理してくれており、その中に2枚のCD-R、1枚のDVD-Rがあった(もう1枚CD-RWがあったが、中身は空だった)。

現代においては「R」と「RW」の違いなどあまり意味はないので、ここではあえて記載しないこととする。

USBで接続するタイプのDVDドライブを所有していたため、Surfaceに接続し、CD-RとDVD-Rの中身を確認し、デスクトップへデータを格納した。

中身を見ると、高校1年生の時のクラス写真(全行事)、学級通信、行事のビデオ(これも全行事)が出てきた。こういった形でデータを渡してくれる先生は珍しいと思う。ましてや10年以上前に。

もう1枚のCD-Rには中学校3年生の時に書いたであろう文書がワードファイルで格納されていた。「三年間を振り返って」というタイトルのもので、陸上競技部で経験して感じたことが3枚にわたってまとめられていた。

現在の思想に影響を受けている部分がいくつかあるので、それを原文ママで紹介することにする(タイポあり)。文章力の無さは十分理解しているのであるが、当時の文章なので悪しからず。

僕がこの陸上競技を通して学んだことで、(略)最後までやりきるということです。
これは、きつい練習をしていてもやりた後は、「しんどかったけどやりきった」という達成感があるのでまた頑張ろうという気持ちにもなれるので、次のしんどい練習があっても、「やってやる」という気持ちになれます。
社会に出たら、何事も中途半端で終わらすことは出来ないので、この最後までやりきる気持ちというのは大事だと思います。
しっかりとした目標を持つことです。
それが無いと、ただ陸上をやっている人になってしまいます。
本気でここまで行きたいと思ったら、そのレベルの生活や行動をしなければいけません。
練習も与えられたものだけやっているのではなくて、自分で朝練や回数を多くするなど努力が必要になってきます。
そういう努力をしていると、きっと先生も気付いてくれます。
先生は、やる気のある生徒には徹底的に指導をされる方です。
だから、諦めずにコツコツ努力すれば必ず達成できます。
なにより目標がないと面白くないと思います。
でも、ここまでしか無理とか自分はどうせ…とか限界を決めないでください。
可能性はいくらでもあります。
適当に決めた目標は、自分のためになりません。
だから、立てるときは真剣に立ててください。
ただ、そこまで行こうと思ったら、強い気持ちと努力が必要になります。
それは、さっきも書きましたが普通にやっていたら自分の目指しているところにはいけません。
たぶんそれ以下で終わってしまいます。
その目標に近づくためにあるのが、ルーティーンです。
僕はずっと皿ふきをやっています。
家の手伝いをひとつでも見つけてやってみてください。
両親もきっと今以上に応援してくれるはずです。
とにかく、毎日続けられるものをやってください。
強い学校を真似することです。
先生は、強い学校のやっている事や、練習メニューを真似してうちの学校でやっています。
それをアレンジして、うちのメニューに入れています。
一年のときの僕の日誌のコメントに、まずは真似することからと書いてありました。
その言葉のおかげで、強い先輩の真似をすることで、タイムも伸びていきました。

諦めずに最後までやること、目標を立ててそれに向かって本気で努力すること、強い人(出来る人)の真似をすること=自分の型を作ること。
これらが僕の基本思想になっている。

特に、自分は一度目標を立てるとそれを達成しないと気が済まない人間だ(絶対やる、と腹をくくったものに限る)。

小さい目標を立てて実行するのは苦手なのだが、大きな目標を立ててそれに向かって実行するのは得意だ(と思っている)。

おそらくこれは陸上競技未経験で入部したにもかかわらず、全国大会へ出場できたことが原体験となっている。全く初心者だった自分でも、正しい努力をすれば、夢を叶えることができるのだ、と頭に刷り込まれたように思える。

とはいえ、目標を達成するためには集中して努力する期間が必要だ。目標を達成した後、すぐに次の目標へ移ればいいのだが、自分には休息の期間が必要だ。集中して目標達成まで努力する期間、少し落ち着いてのんびりする期間の2つが大体3年スパンで交互にやってくる。

今回は目標に向かって集中して努力する期間を長くする必要があるな、と思っている。今年で税理士業務をブラッシュアップさせ、来年に開業予定。開業してから苦労はつきものだろうが、全てが自分の責任になってくる。

現職で自分の型をつくり、開業後は最後まで諦めずに、目標を立てて本気で努力する。もちろん自分だけの努力で何とかならないことも多々あるだろうが、それでも諦めずにしぶとく生き残っていきたいな、と思った。

以上

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