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「線を引く瞬間に反射的に手がこわばるブレーキの理由」FDL Tips 12−5−2

線を引く瞬間に知らずしらずの内に反射的にブレーキがかかる。
今回はその理由をあげます。

才能がない
自信がない
やる気がない
だるい
絵が嫌い
描きたくない
面白くない
描き方がわからない
疲れている
見えていない
描きたいけど描けない


絵を描く時に手がこわばり線が引けない場合があります。
このこわばりがあることとそのとり払い方を皆さんに紹介するのが今回の私の作品のコンセプトの1つです。

症状には軽度のものから、重度のものまであります。
主に話のメインは軽度の皆さんです。軽度の皆さんは描く時に軽い躊躇いがあり心から楽しめていない。躊躇いを取り除き皆さんが絵を描く時に楽しめるようすることを目論んでいます。前回Tips12-5-1のオシッコを撒き散らす・・ですが、大抵はそのような楽観的な姿勢で生きられないのです。それを仕事も同じように楽しめるように持っていこうとするのが私の目論見です。

私は今は絵を描く時に手がこわばることはありませんが以前は手がこわばり、絵を描きたくても手が入らない時がありました。
描きたくても描けない時間は2年も続きました。
これほどまでに絵を考えているにも関わらず全く手が動かない。一方でバイト先の友達はするすると落描きを描ける。絵の訓練をしていない人が落描きできて、自分が落描きすら描けないのはおかしいと思うようになり、落描きから描けるようにリハビリをはじめました。
私のようになる人は実は大勢います。受験生でも多いですし、ピカソが子供の頃に子供のような落描きを描けなかったというのも同じ症状だと考えています。ストイックに絵を突き詰めると陥りやすい状態です。


それを克服した時は、その時に自分の頭に思い浮かぶ懸念を全て言葉に出す言葉だしの作業をしてみました。その時の懸念は全てネガティブなものです。そのネガティブな懸念の全ては理屈として間違いではない。しかし、その考えを採用すると手を入れることはできないのです。その時期と同時に私はうつになりました。
うつの抜け方を調べる際にうつを抜ける方法と手のこわばりを取る方法とが同じであることに気づきました。
手がこわばる時の自分は完全にペシミスティックになっていました。ペシミシャン=悲観論者。そして物事の全てを否定していくニヒリズム的な論法とも重なり、自分の考えることの全てを否定するゲームにハマっていました。頭で考える理屈としては正論。しかし、そのままでは手が動くことがありません。その際に気づいたのは、悲観的なものの見方の正反対には必ず楽観的なものの見方があるということでした。日本人は大抵悲観的な考えは得意で陥りがち。逆に楽観的な考え方が苦手で楽観的な考えを展開するのに気持ちに強いテコ入れが必要です。そしてうつを抜けるためには悲観と楽観をコントロールしその中間で情緒を安定させる方法があることを知りました。人間の思考は悲観的な思考と楽観的な思考のどちらかに偏ります。悲観的な時は楽観的に考えるようにし、楽観的な時は悲観的に考えるようにして情緒がいつも安定するように心のバランスを測ります。
また、絵を描くのは描いてみなければどうなるかはわからない仮定を前提としています。そのため必ず楽観的な思考で楽観的な心の状態でなければ絵が描けないことに気づきました。
そのため、それ以来絵を描く時は必ず楽観的な思考にしてから描くようにしました。それ以来私は手がこわばることは無くなりました。


こわばるのは人間が何かをする時には無意識に意識には表出しない無数の懸念を持っており、知らずしらずの内に手に、反射的にブレーキがかかるからです。

こわばりの原因となる懸念は無数にあります。
無数の懸念の1つ1つは考え方として間違っているものは1つもありません。

一歩引いて、不安症になった時に不安要素が噴出したとして、その1つひとつは間違っているものではありません。

懸念は自ら経験して知ったものもありますが、多くは大人から教育されて知ったものです。教育による知識は不可欠のもの。人は皆、親や先生や周りの大人から怖いことを教えてもらいます。
但し、こわばることが良いことと言うのと話は別です。教訓と実践は違います。


こわばりは実践し成功体験を繰り返すごとにとれていきます。
やがてゾーンにはいる。

こわばりが取れれば無意識に線を引くことが容認されていること。
人は何事も初めてやることはこわばるもの。
このこわばりのない人を強い人とはいいません。
しかし、人はこのこわばりを不条理な理由で人に植え付けることができます。
世間では植え付ける人を強者。植え付けられた人を弱者と言います。
得られるもの、得られないもの。

私はこの不条理なこわばりの全てを取り払いたいのです。

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