創造性豊かで、豊かな感性で日常を送るために〜クマビの図画工作
クマビは美術予備校です。 美術予備校は学校ではありません。 中教審にも指導要領にも縛られず、独自の判断で自由に動くことができます。 世の中は問題だらけ。だから図画工作の中の問題を見つけるのは簡単です。 (自分に問題がないというわけではありません。) 問題を見つけて解決方法を考えて、実践して解決するのが「仕事」です。 でも、誰が解決のために動けるかと言えば、見つけるのは簡単ですが、解決するために仕事ができるかどうかとなるとそう簡単ではありません。 美術予備校は学校のように立派ではありませんし、雑草みたいな勝手に生えているもので割と自由です。 そのため何を問題にしてどう取り組むかは気ままに決めてやることができます。 一言で言えば自由。 学校が何十年かかっても取り組めない問題でも、勝手気ままな立場なのでここから遊撃的に問題を攻撃(仕事)することができるのです。 それで学校が変わる気になった時のために完璧なシナリオを作っておこうと思っています。 美術予備校は大学でも、高校でも、小学校でもありません。 そのためここでやる図画工作は学校の図画工作ではありません。 でもクマビの図画工作は日本の図画工作が長年取り組めなかった問題に直接手を伸ばし、解決に取り組む図画工作です。 クマビの図画工作が皆さんに提供できるのは、美術の所謂「美」と言える部分、つまり美しく描くこと。 鑑賞の仕方。飾ること。 アートの「頭」と言える部分、アートの見方、考え方、制作の仕方です。 実はこれらは学校の美術や図画工作が真正面から指導することは避けている部分です。 そのため、「美」は高校を卒業して美術予備校に通う人でなければ学ぶことができません。 そして「頭」の部分は芸大美大に進まなければ学ぶことができません。 これらは実は幼児期から指導するべきことです。 日本ではすごく立ち遅れている部分。 海外では家に絵を飾ることは当たり前という国が多いです。 日本でそのようなご家庭を拝見することは私の周りではまずない。 自分で絵を描きお花を飾り、たまに絵を買う。 創造性豊かで、豊かな感性で日常を送る。 そのような日常を送る豊かな生き方の1つに美術やアートはあるのです。 日本でそのようなご家庭を拝見することがないのは学校教育で美術とアートと正面から向かい合って教育をしていないからです。 それによって日本人に絵は馴染まないものになりましたし、アートは難解なものになりました。 現代アートを見に行ってもいるのは外国の観光客の方々ばかり。 向かい合うと自分が惨めなような気がしたり、気持ちのいいものではないので目を背けた方がいいと考える人が殆どです。 このような状況については以下の日本の美術教育の4つの問題(クマビHP)で少し詳しくお話しさせて頂いています。 ここで簡単に言えば原因は図画工作というカテゴリーが美術とアートとは別口の「美育」という概念で成り立っているからです。 それによって美術然とアート然でなければならないということを避けています。 図画工作然で成り立つように考えられているのが学校の図画工作です。 その良い面があることは当然ですが、問題は日本人にとって「美術とアートが不可解」なものとなってしまっていることです。 ここに遊撃的に取り組めるのは学校でも芸大美大でもありません。勝手気ままな美術予備校です。 クマビの図画工作はこんな感じのコンセプトです。
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