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進学のススメ「進学の再確認」

なぜ進学するのか?させるのか?国は、親御さんは?受験生本人は?進学の意義を改めて考え直してみるべきなのかもしれません。

上の図は文部科学省が公表した資料からの抜粋です。
上の図を見ることにより、過去9年間で進学率が飛躍的に伸びたオーストラリア、韓国のGDPの伸び率が日本の2倍近く高いことがわかります。

OECDの報告書「図表で見る教育2019年版」では日本の教育への公的支出は35カ国中最下位の2.9%(GDP)。OECD諸国の平均は4.0%です。
国には国民に進学させる意識があるような…ないような。
そんな感じです。

一方財務省からは公的支出の規模は子供の数を考慮する必要があるとの主張があります。確かに日本は人口全体に占める在学者数の割合は35カ国中最下位です。財務省の報告では国民1人当たりの公的支出は他国と変わらないということです。

国は国民の進学意欲を上げる気があるのやら、ないのやらよくわかりません。

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私は、子供の数に関わらず子供の学力、能力を高める方向に舵を切るべきだと思います。
日本が子供が少ない為に子供の多い他国にGNPの伸び率で負けているのであれば、国は、少ない子供達の学力を無理なく、最大限に高められるようにするべきです。他国と公的支出は同等と言っているのではなく、GDPの伸び率で劣っているのですから同等以上の公的支出をするべきではないでしょうか。

進学率の低さもさることながら、子供の数が世界的に最も少ないことも同時に憂慮するべきです。

国が持つべき「進学の意義」は表に現れている通り進学率を上げてGDPを上げることだと思います。子供を学ばせやすい国にすると同時に子供を育てやすい国にするべきです。

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