心が躍る映画RRR

見に行ったきっかけ

まず結論というか感想でからいくとかなり面白かったです。面白すぎて友達への布教用に2回みに行きました。予告抜きで３時間やるんですが、そう感じないくらいの面白さでずっと全身がこわばって力んでいるような感覚でした。気づいたらにぎりしめてたタオルが濡れてました。又吉さんのYou tyubeで３分に１回名場面が来ると言っていたんですが、ほんとその通りでした。

元々はアニメ映画を見る予定だったのに、その日遊んでいた友達の勧めで、完全にノリで見にいきました。みたのは三ヶ月前くらいで、もうほとんどの劇場ではやってなかったんですけど、復活上映をしているところが一箇所あって、たまたま近くで遊んでいたのでみにいくかーくらいのノリで。映画のことは一切知らずに見にいきました。

感想

結果やられました。
僕はみる前はインド映画というとミュージカルっぽい感じで踊りまくるだけなのかな？と思っていたんですけど、そんなこと全然なくて演出、ストーリー、演技、構成、音楽どれをとっても最高でした。

終わった後前向きに毎日を生きようという気持ちに心からなりました。それこそ1回目観賞した後は車の中でも劇中歌を聴いたり、ラージャマウリ監督の前作を見てみたり、色んな人の感想動画を見たりと余韻がすごかったです。

その中でも師岡絵美里さんというインド哲学講師のかたが、インドに古くから伝わる叙事詩（主にマハーバーラタやラーマーヤナ）の内容を踏まえながら解説してくれる動画が面白くて、その動画をきっかけにインドの歴史とかを更に知れば何倍にも面白く感じるのでは？と思いました。

そこでRRRの劇中のエンドロールで、ダンスと共にガンディーの巨大像的な絵が出てきてたので、作品に大きく関係しているのかも知れないと思い、ガンディーの本を借りました。

するとRRRの時代設定はちょうどガンディーの生きていた時代と同じくらいの設定であることに気づきました。また、1940年代頃のインド人の置かれている立場や実際に受けてきた迫害の数々、イギリス人はインド人をどう見ていたかなど色んな発見がありました。

興味があればインドの２大叙事詩とガンディーの人生を軽く踏まえてみることをおすすめします。かなりの時間と労力を使いますけども笑

最後に、もやもやしたものやストレスをできるだけ抱えて、溜め込んで溜め込んでから鑑賞することをおすすめします。全部あの映画が吹き飛ばしてくれます。それくらいのパワーを持った作品でした。気づいたら心も体もナートゥしてますよ笑

#映画感想文