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”親への批判的な考え”に猫のおばさんからのアドバイスは?

前回はそれでも、親には「産んでくれてありがとう」と
思うべきなのでしょうか?とUさんからのご相談
が寄せられました

猫のおばさんからは
こんなアドバイズが届きました

 これは……ほんとうに難しい問題ですね。
 経済的な問題は、まさに「現実」であり、“気の持ちよう”だけで解決するものではないのでしょう。

 学生時代のUさんは、お母様のご苦労を察して、奨学金の半分余りを家計費に差し出していました。それは、奨学金の本来の使い道ではなかったにせよ、お母様は、日々の家計費の足しに、それに頼ってしまわれたのだと思います。そういう話を耳にすることは、決して珍しいことではありません。
 もし現在、Uさんに有り余るほどの収入があれば、この話は「親孝行の美談」で終わったかもしれません。しかし現実には、奨学金の返済が、Uさんの家計にとって「重荷」となっていて、そこで初めてUさんはお母様の在り方に疑問を感じられたわけですね。

 インターネット上で読む経済的な相談では、住宅ローン、子どもの教育費、老後の生活資金が、一般的な家庭の「三大経済課題」となっています。そのうえさらに「老親介護」の問題が加わると、事態はさらに深刻になります。ネット上の相談を読んで私が“発見”したのは、「老親介護の費用は、老親世帯の経済力の範囲で行う」のが原則だということです。そうしなければ、老親は子どもに依存し、子ども世帯の老後資金が破綻しかねないからだそうです。
 老親にとっては、心外な話かもしれませんが……Uさんもまず、このような“原則”があることを、知っておいていただきたいと思います。 

猫のおばさんアドバイス後半つづく

Uさんの子どもさんへの教育資金の積み立てに影響が及んでいる今
とても深刻な問題ですね。

「老親介護」の原則をお知りになった上で
Uさんのお考えになる「親に対する責任」にどう向き合えるでしょうか。

次回、猫のおばさんのアドバイス後半もお待ちしましょう。

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