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🇬🇧#8 ロンドン ナショナル・ギャラリー

前回はこちら。


ウェスト・エンドを歩き、トラファルガー広場までやってきました。

今回はナショナル・ギャラリーを訪れます。トラファルガー広場の前にあり、ギリシャ風の建物が素敵なナショナル・ギャラリーですが、ご覧の通り改装中で外見はイマイチでした笑。まあ、美術館ですから中身で勝負という事で…。

トラファルガー広場から見たナショナル・ギャラリー

入り口で10分程並び、手荷物検査を受けて入場しました。手荷物検査はまず空港のようなX線を通って、反応した人は係の人にカバンの中身を見せる仕組みなのですが、カバンを開けて一瞬でOKが出ました。検査する意味あるのかな、これ。

何はともあれ入場できたので、見学していきます。話し出すと止まらないので、好きな作品だけ紹介します。

ウィリアム・ターナー

ウィリアム・ターナー『解体されるために最後の停泊地に曳かれてゆく戦艦テメレール号 (The Fighting Temeraire tugged to her Last Birth to be broken up)』 1839年

トラファルガーの海戦で活躍した戦艦テメレール号が、スクラップとして解体されるためにテムズ川下流のロザーハイズまで曳航されていく様を描いたもの。旧式艦となったテメレール号はぼんやりと消えそうに描かれているのに対して、最新の蒸気船のタグボートはくっきりと描かれており対照的でした。

映画『007 スカイフォール』でボンドとQがこの絵を眺めながら世代交代について会話します。大好きなシーンの一つです。

この一角が全てターナー。他の絵も良かった。

現在改装中ということで、ターナーの絵は元あった展示室34から移動されてしまっています。007で観たあのシーンの再現はできませんでした。改装が終わったらまた来なくては。

クロード・モネ

クロード・モネ 『テムズ川とウェストミンスター (The Thames below Westminster)』 1871年

モネが普仏戦争から逃れてロンドンに滞在していた時に描かれたもの。灰色の空にウェストミンスター橋や当時完成したばかりの国会議事堂がぼんやりと浮かんでおり、19世紀の霧のロンドンが表現されています。

クロード・モネ 『ル・アーブルの博物館 (The Museum at Le Harvre)』 1873年

モネが生まれたフランスのル・アーブルで、港の内側から対岸の美術館を描いたもの。この港は『印象ー日の出』で描かれた港でもあります。全体的に青っぽいなかで、船や水面の船影にオレンジを使っているのが印象的でした。

フィンセント・ファン・ゴッホ

フィンセント・ファン・ゴッホ 『ひまわり (Sunflowers)』 1888年

ゴッホの代表作と言える一枚。ミュンヘンにある12本のひまわりをモチーフに描かれたもので、3作ある15本のひまわりの1つ。ほぼ黄色だけで描かれています。すごい。


パブ The marquis

さて、ナショナル・ギャラリーをたっぷり2時間以上堪能し(それでも駆け足でしたが)、昼過ぎとなってしまったため、昼食に行きました。

近くにあるパブ「The marquis」へ。1638年創業だとか。

The marquis店内
フィッシュ&チップス 美味しかった。緑のやつは味がしなかった。

帰り道

昼食後、少し早いような気もしましたが、ケンブリッジに戻ることにしました。

ところが、乗っていた電車がケンブリッジ近くまで来たところでポイントの故障により進めなくなり、ロイストンという田舎駅で30分程停車するはめに。結局、この便はキャンセルされてしまい、乗客は全員降ろされてしまいました。田舎駅に何百人という乗客が屯するという異常事態に笑。

駅員から代替バスを手配中とアナウンスがありましたが結局バスは来ず、1時間程待って信号が復旧して無事にケンブリッジに帰ることができました。

鉄道大国のくせにトラブルが多いなぁ、イギリス。

というわけで、ロンドン観光でした。
ではまた。

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