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2022年の秋は、二大名作映画の秋

私の趣味の一つが、「映画館での」映画鑑賞である。
昨今、配信コンテンツが充実し、家にいながら名作映画や今話題の映画を楽しむことはできる。
しかしながら、圧倒的な大きさのスクリーンと、良質な音声サラウンドで映画没入感を楽しめるのは、映画館だけの醍醐味だ。貴重なオフの日を捧げる趣味にふさわしい、と私は思っている。
ところで、2022年のシルバーウィークは、映画好きには堪らない秋なのではないだろうか。
「トップガン」と「アバター」、二大名作映画が最新技術で劇場のスクリーンに蘇るからだ。

トップガン✖️トップガンマーヴェリック連続上映2022年9月16日〜

「トップガン」前作公開時、私はまだ生まれていなかった。
しかし、母の車の中でよくかかっていたCDが、Danger Zoneをはじめとした「トップガン」の曲だったのだ。そのため私の脳の中に、「トップガン」の名曲たちは懐かしさと共に刷り込まれている。それでも、なかなか観る機会がなかった。

「トップガン マーヴェリック」が封切られてすぐに、「これは4DXが楽しめそうだ」と理由で観に行った。観終えた後の感想としては、「こんなに4DXにピッタリな作品、他にない!!」と思うほど度肝を抜かされた。まるで自分がF-18のパイロットになったかのような体験ができるのだから。
しかし、この時の私はまだ、前作の「トップガン」を観ていない。
だから、「トップガン マーヴェリック」の本当の素晴らしさを、まだわかっていなかった。

連続上映のニュースを知り、すぐに劇場に観に行った。
前作の方の「トップガン」を観て、「トップガン マーヴェリック」は前作の深い愛情やリスペクトの元に作られたのだと感じた。「トップガン マーヴェリック」の数々の名シーンは、「トップガン」の名シーンに呼応するかのように作られていたからだ。前作を観た者にとって、まさに「胸アツ」というものである。連続上映は、それだけ深い意味が込められたものだった。

連続上映を観ると、30年という月日の重みをしみじみと感じる。
30年の時を経て、進化した戦闘機やシステムと、年を重ねたマーヴェリック。
30年の時を経ても、変わらないマーヴェリックのグースへの思い、アイスマンとの絆。
心が震える。
連続上映企画に、深い感謝を込めて。


アバター3Dリマスター上映2022年9月23日〜(2週間限定)

それは13年前。私が中学生の頃だった。
「タイタニックの巨匠、ジェームズ・キャメロンの超大作」と銘打った「アバター」。CMでもその映像美は圧倒的で、家族で3D上映を観に行った。結果、家族全員大興奮で帰ってきた。以来、「アバター」は私たち一家の中でもトップ人気の映画である。

そんな「アバター」の続編をずーーーっと待っていたのだ。13年経ってようやくである。続編が2022年12月公開と決まり、私と家族の歓喜は言うまでもない。
そんな折、「アバター」をIMAX3Dで観られるとのこと。
これは行くしかない!ちょうどオフだっため、早速初日に観に行った。

13年前の通常3Dの「アバター」がもすごかったが、IMAX 3Dの「アバター」は、「すごいを遥かに超えていた」。

筆舌しがたいほどの絶景の自然を持つ星・パンドラに、さながら迷い込んだような感覚が味わえるほどの没入感。それが眼前に迫ってくるのだ。
宵闇に光る植物、
空に浮かぶ山、
色とりどりの生き物たち、
自然を崇め、先祖を大切にする「ナヴィ」(パンドラの先住民)、
そして、それらを破壊しようとする人間と、守ろうとする人間・・・。
時間が経つのを、ドリンクを買ったことをも忘れて見入ってしまう。
空に浮かぶ山は、さながら「天空の城ラピュタ」の様だし、
人間の環境破壊の業を描く様は、さながら「風の谷のナウシカ」の様だ。
ジェームズ・キャメロン監督は、ジブリ作品に深い影響を受けて、「アバター」を作ったのではないか、そんなふうにも思えてしまう。

IMAXの高音質サラウンドを体験したからには、映画音楽も忘れてはいけない。
「タイタニック」でもジェームズ・キャメロンとタッグを組んだジェームズ・ホーナーが、「アバター」でも音楽を担当している。ジェームズ・ホーナーの生み出す映画音楽は、非常に美しく、そして人の心に残る。
そんなホーナーが作り出す、壮大かつ繊細な音楽は、パンドラのイメージにふさわしい。それがIMAXなら高音質で味わえるのだ。
本当に残念なのは、ジェームズ・ホーナーが2015年に他界され、彼の新しい音楽がもう聞けないことだ。

結論、今が13年前の「アバター」を、IMAX3Dで「体感できる」唯一の機会なのだ。映画好きにとって、これほどの贅沢は他にないだろう。
12月公開の「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」も絶対にIMAX3Dで観ようと思う。待ちきれない!!


2022年は名作映画イヤー。これだから映画館通いはやめられない。

#映画感想文

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