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マーケット感覚を身につけよう

ちきりんさんの「マーケット感覚を身につけよう」を読んだ。

マーケット感覚とは?

徳島市から車で1時間ほどの山間地域に上勝町という、人口1,840名の小さな町がある。人口のうち65才以上の人が占める割合は49%、全国平均の25%を大きく上回っている。この、過疎化•高齢化が進んだ町が、全国の自治体から注目されている。
なぜ?——「葉っぱビジネス」で、である。
葉っぱビジネスとは?
日本料理に添えられる葉っぱを売るビジネス。おばあちゃんたちが山から集めてくる葉っぱ。それが2億円のビジネスになったのだ。
これがこの本の全て。一見価値のない葉っぱが2億円の価値を生んだ。市場で売れる価値を見つけられるかどうかは「マーケット感覚」の有無にかかっている。
価値に気づく能力=マーケット感覚。

価値って?

例えばジャパネットたかたの価値は?
取り扱い商品が少ないジャパネットたかた。冷蔵庫で1メーカー、掃除機で1メーカー。
選択肢が多いほうがいいのでは?と思うが、おじいちゃんおばあちゃんにとっては、自分の懐具合や使い勝手を把握して、初めから絞ってもらえることに価値があるのだ。まるで孫が選んでくれるように。ジャパネットは、「選んであげるという価値」を提供しているのだ。

マーケット感覚の鍛え方

  1. プライシング能力を身につける
    いくらが妥当か考える癖をつける。コスト積み上げ発想は×。

  2. インセンティブシステムを理解する
    人間の行動が何に動機づけられているのか考えるくせをつける。

  3. 市場に評価される方法を学ぶ
    ←→組織に評価される

  4. 失敗と成功の関係を理解する

  5. 市場性の高い環境に身を置く


マーケット感覚、身につけたい!

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