あとがき
私たちの脳には、動物としての本能の部分がある。
大脳辺縁系と呼ばれる部分だ。
大脳辺縁系は歩くことを欲しているはずだ。
「歩くことは楽しい。歩くことが必要なんだ」
と大脳辺縁系から、動物の本能としての発信があるはずだ。
だから歩くのが楽しくない時は、動物的な本能が弱っているときかもしれない。
そんな時は無理をしない方がいい。
楽しんで歩くことを基本の基としてほしい。
ゆるゆると、しかし末永くウォーキングを愛してほしい。
頑張らないで、無理せず歩き続けてほしい。
結論:頑張らない、無理をしないのが、歩き続けるための秘訣
東海道五十三次を歩くつもり
ただ歩いているだけではつまらないという人がいる。
目標を持って歩き、達成感を味わいたいと思う人は多い。
そういう人に対して、筆者は
「東海道五十三次を歩きませんか」
と提案する。
実際に東海道五十三次を歩くわけではない。
万歩計を装着して、地図上でトレースするのだ。
一歩を50センチで換算して、一日歩数から何キロ歩いたのかを計算する。
地図上で東海道五十三次を歩くことを実行すると、意外と面白いことに気づくはず。
日本橋を出発して、京都そして大阪へと続く東海道五十三次は、適当な場所に宿場町があり
「今日、とうとう箱根の関所を越えたのか」
など、思いを巡らせるのに最適だ。
実際に東海道五十三次を歩いて踏破する人がいる。
しかし実際の東海道五十三次は、今や車の往来が激しくて、ウォーキングに適しているとは言い難い。
実際に歩く東海道五十三次は、やりがいのあるウォーキングに違いない。
しかし、誰でもできるようなウォーキングではない。
まとめ
もし実際に歩く東海道五十三次にチャレンジしたいなら。
地図上をトレースする東海道五十三次を踏破してからチャレンジするのは、事前のトレーニングとして面白いのではないだろうか。
最後に
情報は知っているだけでは価値がない。
使ってこそ価値が出てくるものだ。
本書を上手に使っていただきたい。
それが筆者の、本書における最後の願いである。
【参考文献】
・大島清『脳は「歩いて」鍛えなさい』新講社
・長尾和宏『認知症は歩くだけで良くなる』山と渓谷社
・長尾和宏『病気の9割は歩くだけで治る!』山と渓谷社
・金哲彦『確実に早くなる!体幹ランニング』講談社
・長岡智津子『体操教室35年のプロが教えるポールウォーキング』評言社
【参考にしたサイト】
・NPO 認知症予防サポートセンター
・『ウォーキングが大好きだ!』By こちかずさ&わたなべあずま
・日本ポールウォーキング協会 NPWA
・スクエアステップエクササイズ協会 SSE
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