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高知巡礼36 命名のセンス

 桜も咲き始めて、暖かい日が多くなり、春になったなぁと思うと、連日の雨である。

まあ、自然を相手にしているとずっと雨が降らないことも良くないので、バランスとしてちょうど良いのかもしれない。

そんな雨にちなんだスポットを思い出したので紹介したい。
その名も
アメガエリの滝

場所は、高知市より北の土佐町というところにある。
地図をみて、直線距離だと近そうだが、なかなかの山道を進むことになるので、市内からでも一時間半くらいはかかるところにある。

途中の道では、ところどころに滝はこっちですよと看板もあるが、かなり遠い位置にもあったりするのでクセモノだ。

到着すると駐車場があり、けっこう広め。
休日でもなかなか車をみないので、満員になることはそうないだろう。

駐車場から少し歩き降りていくと遊歩道があるので、それにそっていく。

遊歩道

この遊歩道はわりと長く、近くの吊り橋や渓谷につながっている。

この写真の場所は、展望台から撮った水が鮮やかなスポットらしいが、この時は木で分かりづらかった。やっぱり歩いて近くでみるのが良さそうだ。

では滝はというと

遠くからの滝

遊歩道を降りる途中からもしっかり見える。
音もなかなか派手で、何本かに分かれているのか流しそうめんのようだ。

もう少し近づくと

アメガエリの滝 冬
アメガエリの滝 夏

実は、夏と冬の2回訪れているが、どちらも大迫力。
それこそ近くの雨量によって勢いは上下するようだ。

夏の雨の後などは、押し流されるかのようなインパクトがあり、ミストのように水流が発生し、涼しいくらいだった。

2回ともあまり天気の良くない日なのであれだが、晴れるともっと下の水が鮮やかになるそうだ。


山に降った雨が、滝として流れて川になり海へそそがれる。そして、また蒸発して雨として返ってくる。

由来がどうかは分からないが、アメガエリとは良い名前だなと感じたし、その名前に負けないパワーがあった。

高知は山が多いので、車で移動などをしているとトンネルを通ることが多くある。
あんまり気にすることはないかもしれないが、わりと僕はトンネルの名前も見ていて、なんでその名前になったんだ??と思うことが意外と多くある。


そう考えると、観光名所なども案外名前が大事でインパクトや覚えやすさがあった方が有利だよなと思う。

少し山奥なので、なかなか行く機会もないかもしれないが、きっと頭には残る名前なので思い出したら是非訪れてみてほしい。

ちなみに近くにはエメラルドに輝くという淵もあったが、天気ぬ(笑)

輝く淵

追記 ・調べてみたら、雨は関係なく、アメゴが登れずに引き返す滝というところからの由来だそうだ。僕の想像とは一体……ションボリ

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