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子育て界隈でよく聞く「モンテッソーリ教育」を調べてみた

子育てや教育法の本を読み始めると、ちょくちょく見かけるようになった「モンテッソーリ教育」。どうやらいい感じの教育法らしいので、調べて自分なりにまとめてみました。

モンテッソーリ教育とは

日本モンテッソーリ教育綜合研究所のWebサイトでは、

モンテッソーリ教育は、医師であり教育家であったマリア・モンテッソーリ博士が考案した教育法です。
「子どもには、自分を育てる力が備わっている」という「自己教育力」の存在がモンテッソーリ教育の前提となっています。(中略)
モンテッソーリ教育の目的は、「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる」ことです。その目的を達成するために、モンテッソーリは子どもを科学的に観察し、そこからえた事実に基づいて独特の体系を持つ教具を開発するなどして教育法を確立していきました。

と書かれていました。ものすごく噛み砕くと「子どもは自分で育っていく」という考え方の教育らしいです。

どうしても小さくて知識のない子どもには、「これが正しい」「これをしちゃダメ」と"大人の価値観"や"大人の都合"で物事を押し付けてしまいがちだなあ。

「服を泥だらけにしちゃダメ」なのも「親が洗うのが大変だから」。
「パジャマで保育園にいっちゃダメ」なのも「親が恥ずかしいから」。

そういえば僕が小さい時も、何か失敗をしてしまった時に、親に説教されていたんだけど、「もうそれがダメなのは自分で分かったし、きちんと反省しているんだけどなあ」と思ったことがあります。

実際、親が思っている以上に子供って自分で学ぶ力が自然とついてるもんですよね。

「教える人」ではなく「援助する人」の意識で接する

モンテッソーリ教育では、親は「教える人」ではなく「援助者」であるとされています。

親ができることは、代わりにやってあげたり指示することではなく、子どもができるようになるための環境を作ってあげることだと考えられているようです。

モンテッソーリ教育で大事なこと

環境を用意してあげる
日常生活の様々な練習を通し、自立を援助します。例えば、危ないからといって食事のお皿を運んであげるのではなく、運ばせてあげる。その際に必要な援助は「割れやすい陶器じゃなくて、プラスチックのお皿を用意してあげる」とかでしょうか。

子どもに選択をさせる
親が選んだ"正しそう"なものを与えるのではなく、子どもが自分で選べることを助けてあげます。そういえば、ぼくが子どもの頃は男の子のランドセルは黒、女の子は赤って決まってたけど、最近は紫とか茶色とか、男の子でも赤とか見かけますよね。

ジェンダー観の広がりもあるかもしれないですが、子どもが自分で選択する、ということが広まってきたからなのかも。

「敏感期」を知る
モンテッソーリ教育の中にはもう一つ「敏感期」という大事な考え方があるそうです。これは「子どもが自分を育てるために、ある一定の時期に、何かに対して、強く反応する」時期のことを指しています。

モンテッソーリ教育を学んだ有名人には藤井聡太棋士もその一人だそうです。園児時代にはいつも同じ工作をし続けたそうなんですが、これも一つの敏感期で、工作に強く反応(執着)するということなんですね。

逆にこの時期に無用に子どもから学ぶことを取り上げてしまうと、いくらあとから習得させようとしても習得できなくなってしまうこともあるらしいです。なので、無闇に子どものこだわりを取り上げることなく、「敏感期」であると観察してあげるのが大事そうです。

すぐに正解を教えない

これは正解を教えないで意地悪をしろって言っているわけではなく、子どもが自分で試行錯誤しながら頑張っていることを、教えることで「奪わないであげる」ということです。

「ペットボトルの蓋を閉めようとしているけど、うまくできていない」「Tシャツを着ようとしているけどうまく着れない」とかもどかしくなって正解を教えたくなるけど、「HELP」のサインが出るまで我慢。

自分を成長させたくて頑張っているところで、よこから「これ違う」「こうしたら」などと口を出さないようにします。

さいごに

専門家でないのであんまり詳しいことは書けないし、自分でも実践できるかわかんないですが、調べるうちに大事な考え方だとおもったので、みなさんが実践できるようにモンテッソーリ教育について書いてみました。

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