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やる気はどこから来るのか?

欲しいものを得るために行動を起こすキッカケとして1番初めに思い付くのは「やる気」です。自分にとって必要なこと、掃除や勉強、仕事を十分にしないのは「前提として」やる気が起きていないからです。
もし仮にほとんどの人がそうだとしたら、溢れんばかりのモチベーションを感じたときにしか物事を成し遂げることができません。

やる気は文字通り気持ちの問題ですから移ろいやすく、みなぎる日もあれば、なえる日も必ず来ます。やる気はドコから来て、それはコントロールできるのでしょうか?

間違いなく言えることは、やる気があれば、その日に何をするにしても、それらをとても簡単に感じ、なければ始めることさえ難しく感じます。
しかし悲しいことに、やる気は次にいつ目覚めるか分かりません。それはちょうど毎日コインを投げているようなもので、表が出ればラッキーで、裏返しが続くようなら残念。ついてない日もあります。裏が出てしまったことは仕方ないこと。次のコイントスに期待しましょう…

正しくこれが、やる気がトリガーになっている状態です。

もちろん感情的な衝動からやる気が湧いてくることもあります。例えば初めて恋人が我が家に来るとなれば、掃除を始めます。
誰かを感動させようとしたり、何らかの間違いを証明するために勉強を始めます。
元カノのインスタグラムを見て、悔しさから突然、仕事に対する熱意が湧いてくるかもしれません。
あるいは、やる気を起こさせるYoutube動画を見て、やる気スイッチがONになることもあるでしょう。

いずれにしても、それらは立ち上がって何かを成し遂げようとするモチベーションを与えてくれます。しかし、それは偶然であり、方向性がなく、一時的なものです。

やる気と行動の関係は一般的なイメージと異なり、多くの研究では物事を成し遂げるために、いつも気持ちから始めなければならない。という訳ではなく、さらに具体的に言えば次、何かをしなければならないと分かっていることを避けているときは、やる気になるのを待ってはいけない。ということが明らかになっています。

歯を磨いたり、シャワーを浴びたり、服を着替えるのに、やる気が必要ですか?きっと、そんなことはありません。ただそれをすることで気持ちがほんの少し良くなるので、それらを習慣にしているだけです。

新しいスマホを買ったときを思い出してください。中には既に、いくつかのアプリが入っていたはずです。GoogleやLINE、メモ帳などです。これらはデフォルトとして誰かが私たちのために用意してくれました。

今ではそのスマホに新たなアプリがインストールされて基準となり、ほぼ自動的に開いているはずです。

ある人にとって、それは新しい技術を学ぶ前向きなことかもしれませんし、ゲームで一日中、遊ぶことかもしれません。

そのようなことをするたびに、どんなに小さな行動であっても追加された態度はいずれ習慣になり、必然的な結果として良くも悪くも未来に多大な影響を与えるので、それに気付いて習慣を変えようと行動するとき、余計にやる気が必要だと感じるのです。

行動を起こす前に、何かや誰かがやってきてやる気を起こしてくれる。それは誤ったアプローチです。最初にやる気が起こるのを待っていたら、いつまで経っても始めることさえ難しくなります。

その代わり、まず何かを始めましょう。これは精神論というより工夫です。

始めるハードルをとにかく下げるよう工夫することで、抵抗感は最小限に抑えられます。

まずは覚悟や決意など意志力を使わずに済むよう環境を整えます。例えばゲームをする代わりにエクササイズを習慣に置き換えたい場合、それを始めるためにどれだけの抵抗感が生まれるか想像してみてください。ジムに行くならスポーツウェアを着替えて、水を準備し、車に乗って、受付をし、やっとエクササイズがスタートです。対照的にゲームはアプリを開いて指先ひとつです。水が高いところから低いところに流されていくように、人も抵抗感の少ない方へ流されていきます。

環境に工夫を凝らせば自宅でそれらを済ませることができ、アプリは毎回ログアウトして一番手間のかかるフォルダの奥地へしまい込むことが出来ます。エクササイズは30秒で始めることが出来るのに、ゲームをするならID・パスワードから入力しなきゃいけないので面倒です。

これは良い習慣を始める手間を最小限に抑え、悪い習慣をしてしまう手間を意図的に増やします。

詳しくはこちらの環境の見えざる力をご覧ください。

次に期待値を減らします。最低限度のルールに従い、慣性の法則を味方に付けるのです。仕組みはとても単純で初めの勢いをつけるために「ちょっとすればその後、止めてもいい」そんな少ない期待のみを抱きます。

準備運動が終わったら帰って良いのです。問題をひとつ解いたら止めて良いのです。1ページ読んだら閉じて良いのです。

そんな小さな行動をした結果、気持ちは驚くほどソレに引っ張られます。完璧である必要も、他人と比較する必要もありません。

ただただ少しだけ、やってみる。それでも明らかに流されていた過去よりも立派に成長しています。

詳しくは始めれば始まる三日坊主治療法もご覧ください。

最後にやりたいことを減らします。抵抗感を与え、行動をのろまにし、習慣の置き換えを最も邪魔する2つの壁が存在します。それは多くの選択肢と多くの障害物です。⭐️肉体を改善するにしても食事と運動2つの対策が存在し、コミュニケーションを改善するにしても聞き手と話し手2つの能力が必要です。経済状況を改善するにしても収入と支出の2つがあって、それに紐付けられた課題は山のようにあります。その中からひとつだけ選び取って、それ以外は無視して構いません。

たったひとつの課題ですから最小限のやる気で改善することが可能になり、それが身に付いたら次のひとつをまた選びます。

これはたったひとつのドミノが倒れて巨大な絵が現れる様子を例えたドミノエフェクト効果というものです。詳しくはこちらをご覧ください。

今回は怠け者の私たちがやる気に頼らず前向きな習慣をより簡単に、消極的な習慣をより難しくする工夫のいくつか紹介して来ました。驚くことに全ては初めの1歩が握っています。そして、その踏み出した1歩が内に眠っているやる気を呼び起こしてくれる。

行動こそ解決の条件です。

🎥動画でおさらいはYouTubeチャンネルも覗いてみて↑↑

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今回の記事、最後まで読んんでいただき
ありがとうございました。

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