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質問しよう(6月のひとこと)

キャリアコンサルタントという仕事をしている私から、毎月ひとつずつ、仕事に関する記事をお届けするシリーズ、
第3回は「質問しよう」です。

4月に入社された方は、3か月目に入って、少し環境に慣れてきた頃でしょうか。そうでない方は、ゴールデンウィークが終わって、夏休みまで少し間があり、ちょっとしんどい時期かもしれません。無理をしすぎず、休みの日は好きな過ごし方をして、自分を労わってください。

さて仕事でわからないことがあったとき、皆さんは他の人に質問をしていますか?

今はネットでもいろんなことが調べられる時代なので、敢えて人に聞かなくても、解決することも多いでしょう。

でも、人に聞く、頼る、頼むのがいい場合もあるのです。

昔、私の後輩は、画面コピーの方法が知りたくて、パソコンに関する参考書を5冊くらい買ってから、でもどこにもそれが載っていない、と私のところに尋ねに来ました。新入社員の財布には大打撃だったと思います。
一瞬で解決したあと、膝から崩れそうになっていましたから。

聞くは一時の恥、といいますが、恥と思う必要はないと思います。
知らないことを知らないと言えるのは、大事なことだと思うのです。
知ったかぶりをするより、ずっといいです。

それに、訊かれた方にも結構メリットがあります。
知ってることを答えられて、役に立てれば嬉しいし、
もし知らなくて調べてみることになったら、訊かれた方のためにもなります。

それから、質問しようとすると、いろいろ考えたり、相手の様子を伺うことになりますよね。
この質問は誰にしたら一番的確に答えてくれそうか、
今忙しそうだから、ちょっと後にしようか、
口頭で説明すれば理解してくれそうな内容なのか、
それより図で書いて持って行った方がわかりやすいか、などなど。

そういうことを考えるのが面倒くさいから、ネットで調べるんだという方もいるでしょうが、「相手を慮る」「様子を伺う」というスキルはわりと大事です。
身につけておいて損はありません。

歳をとればとるほど、知らないことを素直に人に尋ねることがしにくくなりますが、それができる人は、いくつになっても成長できる人だと思います。
私もそういう人でありたいです。


画像はみんなのフォトギャラリーよりお借りしています。
ごるちきさん、ありがとうございます。


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