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ゲーム制作は利己に始まり、利他に終わる

あくまで私個人の感想ですが、あるゲームの制作を始めたとして、制作開始時の「これが作りたい!」という意欲が制作中ずっと維持されることはありません。ある程度作ったところで満足してしまい、その意欲は減退・消失していきます。

ですが、ゲームとして遊べる形にするまでは作り続ける必要があります。ゲーム制作は、自分が作りたいものだけを作ったらそれで終わりとはいきません。これ以降の時期に必要な"燃料"は、利己的な「作りたい欲」とは別の何かになります。

利己的な欲求が役に立たなくなると言いましたが、小さくて新しい「作りたいもの」をゲーム内に追加していくといったやり方もあるにはあります。ですが小手先のテクニックでしかなく、それほど強力には働かないでしょう。

では、何がゲーム制作後期の最大のモチベーションとなるのか。
それはきっと「プレイヤーに楽しんでほしい」という利他的な想いです。

マップを作り込む、敵キャラを作り込む、ゲームバランスを調整して適正な所まで持っていく、バグを見つけては消していく…これらはすべて、プレイヤーにゲームを楽しんでもらうための作業と言えるのではないでしょうか。

ゲームを完成させるのが難しいという方は、一度このことについてよく考えてみるとよいのかもしれません。

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