仔骨(こぼね)

spoonという音声配信アプリで朗読配信をしつつ、時々短い文章を書いたり、写真を撮った…

仔骨(こぼね)

spoonという音声配信アプリで朗読配信をしつつ、時々短い文章を書いたり、写真を撮ったり、サムネ等の画像を作ったりしたりしています。 こちらでは配信で読んだ作品の記録と、CastUpした音声作品、あとは作家様とか作品のことなどを書いていけたらなと思っています(気持ちの上では…)

マガジン

  • 仔骨の朗読ノート

    音声配信アプリSPOONに投稿している音声CASTについて、少しだけお話してみます。

  • 朗読のキロク

    SPOONで朗読してきた作品たちをリストにしています。 ・芥川龍之介作品 ・芥川さん以外の作家の作品 の2つになっています。

  • 創作のキロク

    衝動的ではありますが、時々書いたものをまとめておきます。

最近の記事

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朗読リスト~芥川龍之介~

読了といっても、手元にある文庫のラインナップのメモ帳のようなもの。 配信で朗読・音読したものには「〇」がついてます(随時更新用)。 文豪さんの中で一番好きなのが芥川龍之介さん、なので、リストは独立で仕立てました(*´艸`) (2024/3/25時点で155作品読了) 「舞踏会・蜜柑」角川文庫クラシックス(16/16)「杜子春・南京の基督」角川文庫クラシックス(15/17)「藪の中・将軍」角川文庫クラシックス(17/17)「トロッコ・一塊の土」角川文庫クラシックス(19/21

    • 朗読リスト(詩人 立原道造編)

      立原道造さんの詩を読んだ記録。 詩集としてまとめられたのが没後のものもあるため、覚えている限り詩のタイトルで残しています。 萱草に寄す 暁と夕の詩 優しき歌 I 優しき歌 II 「拾遺詩篇・草稿」(出典ハルキ文庫「立原道造詩集」より)

      • 砂のたね

        (以下本文) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー おや、こんな辺鄙なところにお客だなんて、珍しいこと。  「売ってください…」 …何をだい?   「幸せを運ぶ、種…」 幸せを運ぶ種、ねえ…   「ここで、買えるって…きいて………あるんですよね?」 あったような、なかったような‥   「売ってください!、ぼくに…」 …そんな胡乱な話、だれから聞いたんだい?   「飴をもらったこにきいたんです。    市場で迷子になった時、家に帰れる呪文のかかった飴

        • 「偽かちかち山」のこと(あとがきにかえて)

          昔話の新解釈。 ということで、ふっと思い出したのが、芥川さんの「かちかち山」「教訓談」「猿蟹合戦」「桃太郎」。 これらの芥川さんの作品は、みんなが知っている部分をすっとばして、いろんな昔話や神話を盛り込んだ、ぶっ飛び展開の作品たちです。 これは…私も…書いてみたい! ということで、企画(SPOON内の朗読企画)に乗っかりました。 かちかち山で書かせていただけることになり、最初に思ったのは 【たぬきが悪役ではない世界線】 で書きたい!ということ。 もともとの展開を変えずに、

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        朗読リスト~芥川龍之介~

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        • 仔骨の朗読ノート
          4本
        • 朗読のキロク
          3本
        • 創作のキロク
          7本

        記事

          【新説昔話】偽かちかち山

          <以下本文> ずっと、見ていたんです。 あの人と目があった時から、ずっと。 だれからも愛されるあの人は、里でもかわいがられる存在でした。 私と違って身ぎれいで、だれといても絵になります。 中でも山裾の爺やと婆やには孫のように大切にされていました。 たべるものにも困らず、いつもきらきらしていた… それにくらべて私は、顔に醜いあざがあって、みな気持ち悪いと、いしつぶてや泥を投げます。 だからいつでも地べたをはいつくばって、屑まみれになっていて。 とてもあの人に近づける

          【新説昔話】偽かちかち山

          仔骨の朗読ノート③「蛍石」

          SPOONで仲良くさせてもらっている夜長紺さんの作品です。 とてもきれいな作品で、いつか読みたい!と思っていた作品。 今回は夜長紺さんご自身が主催された朗読CAST企画(SPOON内「#秋に夜長」)で読ませていただきました。 もともと鉱石が好きで、その中でも蛍石はお気に入りの石。 その名前の作品は、とても美しく、儚いお話でした。 「私が死んだら宝石にしてね」 という女性の言葉から始まるお話は、消してハッピーエンドではないのだけど、とても澄んだ空気感があって、できるだけ

          仔骨の朗読ノート③「蛍石」

          想いのたけ

          あなたに秘密があるように、 わたしにもひとつだけ、秘密があるのです。 わたしの記憶が、ところどころ抜けていることを、 あなたはもうご承知だと思います。 とるにたらないことから、そうでないことまで、 ふっと忘れてしまう。 なぜ?とずっと思ってきました。 忘れてしまったことで、大切な人を傷つけたことが何度もありました。 そのたびに自分が嫌になって。 だからもう、誰のことも好きにはならないと決めて、ここまできた。 でも、大人になって気づいたんです。 忘れているわけではないことに。

          【絵本風】あいのはな

          とある企画に提出するサンプル作品として書いたもの。 あいのはな(2023_04)

          【絵本風】あいのはな

          【絵本風】いっしょがいいね

          ※Wエンディングな絵本仕立てのお話。 SPOON内での企画「冬の絵本こうかん会(主催:うるうさん 2022年1月)」参加作品。 =============== (2022‗01)

          【絵本風】いっしょがいいね

          白い部屋(診断メーカーからの創作)

          懐かしい味がした。 白い部屋の中で管につながれたソイツは、 入口にたたずむワタシをみて少し驚いたように目を瞠(みは)る。 まさか、ワタシがここに来るとは、思いもしなかった。 そんな顔をしていた。 そりゃそうだろう。 口の端がぐいと上がるのがわかる。 ソイツの顔がさらに歪んだ。 懐かしい味がした? そう、確かにそう思った。 骨と皮だけになって、呼吸さえ自分ではできない。 朽ちるだけのソイツ。 ワタシと会う時はいつも、朽ちる寸前。 以前はそう、自ら朽ちようとしていた

          白い部屋(診断メーカーからの創作)

          仔骨の朗読ノート②「オレンジのパラドックス」

          SPOONで仲良くさせてもらっているがみのろまさんが、 拙作「白い部屋」から着想して当て書きくださった作品です。 作品自体はがみのろまさんが「あくまで仔骨宛て」ということで書いてくださったため非公開です。 お先に音源を聞いていただくほうが、いいかもしれません。 シチュエーションとしてはちょっと妖しいのですが(笑)、 その実、とても純粋な恋愛のカタチともいえるような、 少し狂気めいた感情がつづられた作品でした。 なんとなく秘められた場所というイメージから、地下や夜の浴室のよ

          仔骨の朗読ノート②「オレンジのパラドックス」

          仔骨の朗読ノート①「白い部屋」

          Twitterの診断メーカーからできたお話。 当時、あることが原因で人間不信になり、負の感情に煮えたぎっていた私が書いた、ダークマター。 その負の感情を発散すべく、最初は朗読できる作品を探していたものの、しっくりくるものがなくて、それならいっそ書いてしまえ、と勢いで書いた作品です。 私は時々ナニカを書くことがあるのだけど、過去イチ暗くて、自分でもこれは呪詛なのではないか、と思ったものでした。 裏切者の死に際の病室にやってきた「ワタシ」。 もう話すこともできない相手に向かっ

          仔骨の朗読ノート①「白い部屋」

          朗読ノート、はじめます

          朗読ノート、はじめます

          朗読リスト(芥川作品以外)

          主に朗読・音読として読んだものの備忘録(随時更新) 有島武郎(2) 泉鏡花(25)海野十三(1)江戸川乱歩(10)大手拓次(1)岡本かの子(13)岡本綺堂(4)小川未明(11)小熊秀雄(1)小山内薫(1)織田作之助(5)梶井基次郎(5)川端康成(1)菊池寛(4)北原白秋(1)木下杢太郎(1)楠山正雄(2)国木田独歩(2)窪田空穂(1)小泉八雲(4)幸田露伴(1)小酒井不木(1)坂口安吾(4)左川ちか(1)櫻間中庸(1)佐藤春夫(4)里見弴(1)三遊亭圓朝(1)志賀直哉(3)

          朗読リスト(芥川作品以外)

          noteはじめてみました

          仔骨とかいてこぼね。 某所で朗読配信をしたり、地域図書館で音訳ボランティアをしたりしている社会人です。 「読む」ことについて少し書いてみたくて始めました。 とりあえず・・・少しワタシのことでも書いてみようと思います。 本が好き写真が好き仏像やお寺・神社が好き読む人です他にもいろいろ好きなこと、趣味などありますが、だいたいこのあたりがワタシの構成要素かな? ここでは朗読など読むことの話を綴っていこうと思ってますので、 どうぞよろしくおねがいします。

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