仔骨の朗読ノート③「蛍石」
SPOONで仲良くさせてもらっている夜長紺さんの作品です。
とてもきれいな作品で、いつか読みたい!と思っていた作品。
今回は夜長紺さんご自身が主催された朗読CAST企画(SPOON内「#秋に夜長」)で読ませていただきました。
もともと鉱石が好きで、その中でも蛍石はお気に入りの石。
その名前の作品は、とても美しく、儚いお話でした。
「私が死んだら宝石にしてね」
という女性の言葉から始まるお話は、消してハッピーエンドではないのだけど、とても澄んだ空気感があって、できるだけ美しく仕上げたいなと思いつつ声を乗せて…。
もともと、カワボにはなれない私の声(苦笑)。
この作品の女性は線が細いイメージなのでできれば高めのトーンを出したい……出ない!!
葛藤の元、何とか語りの男性を低めに読むことで差を作り、
できるだけクリアに、前半は声のみでBGMもSEもナシ。
後半は女性への男性の気持ちに寄り添うような曲をそっとBGMに。
最近お気に入りのハシマミさん(DOVA-SYNDROME等)の「忘れてください」という曲に、ラストを彩っていただきました。
最後に、サムネイルは私のほんの少しの石のコレクションから、
蛍石たちをiPhoneで撮った写真で作成しました。
冬から夏にかけての気温差と、語りの男性の気持ちの強さが伝えられていたらいいな、と思います。
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