春夏秋冬に楽しむギョーザ
依頼を受けて、昨年の夏から季節の野菜を使った薬膳ギョーザの
レシピ作りをしています。
就労支援センターの方たちが作りやすいよう、
レシピはなるべくシンプルに。
レシピのコンセプトは3つ。
・その季節の野菜を二種類使用。
・身近に手に入りやすいもの。
・薬膳の効能もふまえる。
季節ごとに楽しむギョーザ。
夏から始まり秋、冬、そしてこの春で一巡。
春の薬膳ギョーザに使用した野菜はキャベツとニラです。
冬から春にかけて一番食べ頃のキャベツは、
薬膳でいうと脾を補養するはたらきがあり、
ニラは陽の気を盛んにして、体を温めてくれます。
ニラは年中食べられる食材ですが、
旬の春(4月頃)は緑がうすくやわらかくて食べやすい時期。
考えたレシピがちゃんとおいしいギョーザになるのか。
分量と味を確かめるため、
ずいぶん久しぶりに自分でギョーザを作るようになりました。
不器用なのもありますが、きちんと包むのはけっこう難しいですね。
皮が破れやすかったり、ヒダがうまく作れなかったり。
それだけに具をうまく包めたときは、ちょっとした達成感があり、
さらにそれが上手く焼けたときは嬉しくなって、
次はもっと上手く焼けるんじゃないか、と意欲が湧いてきたりします。
上手く焼けなくても、ご愛敬。
自分で作ったギョーザはそれだけでおいしいと自画自賛で味わい、
家族がおいしそうに食べてくれるのも、
ぶかっこうな中のご愛敬を味わってくれているのだと思う。
お店で食べるアツアツのギョーザも、
おかずの一品として助かる、購入するギョーザも、
家で作る不揃いなギョーザも、それぞれおいしいですね。
久しぶりに自分で作るようになって、ギョーザの存在感に気づきました。
なにも考えずに、いつも当たり前のように仲良く遊んでいる
幼なじみの良さにあらためて気づいたような・・・。
どんな具材も包みこんで、おいしくしてくれる。
ギョーザって偉大かも。
そうそう。
春の薬膳ギョーザは、粗みじんのキャベツの甘さとニラの風味が合い、
いくらでも食べられそうな美味しさです。
ギョーザパーティを開いて、みんなと一緒に味わってみたい。
そんな味になりました。
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