見出し画像

noteを始めた理由


なぜnoteをやるのか。

なぜビルを買ったのか。

なぜいわゆる建築家のように自邸発表ドーン!ではない、地味なリノベーションなのか。

自己紹介でも書いたように、普段は建築設計事務所の一般的な業務をやっています。
クライアント(私たちのような個人設計事務所では主に個人)からの要望があって初めて仕事が発生する、受動的な受注体制なのが設計事務所の基本的な在り方です。
新築がばんばん建ってイケイケ高揚感があった時代からなんら変わっていないビジネスモデル。
当時は待っていても仕事はあったようですが、今はこんな弱小設計事務所に回ってくるほどそもそもの仕事のパイがない。

もちろんその時々は誠実に、一つ一つに愛情込めて設計をしているけれど、いつくるかも分からない仕事を当てもなく待っていて成り立つほど世の中は甘くありません。独立するときに想像はしていたけど、想像以上に。

時代が変わったのだから、やり方を変えねばならない。

この不毛で分かりきったループから抜け出したい。どうにかして。

そこで、いろいろ考えた結果、唐突ですが、2019年、小さなビルを買うことにしたのですw

自宅兼事務所+αの、小さな複合ビルのようなものをイメージしています。

見切り発車で買ってしまったので、何が出来るか、私たち自身もよく分かっていません。

ただ、わからないと嘆くより、以下3つの目的に対してのアクションになりそうなので、動くことにしました。

1.設計した実物を見せられるポートフォリオとすることができる

2.収入源が複数となり経済的な安定を少しでも確保できる可能性がある

3.今どこにいて、どう生きたいのかを考察し実験の場とする

1,2については、設計事務所の仕事のバックアップツールとなることを期待しています。

一番大切だと思うのが3の役割。働き方や生き方が目に見えて多様になっている変革期の今。その社会に生きる自分ごととして、今の生活や仕事への限界や行き詰まり感を感じる中、それに対する向き合い方を日々考えます。

そこで出てきたキーワードが

『所属感、シェア、コミュニティ、状況、距離感』

など。

これから、自宅兼事務所+αの場所を作る過程において、このキーワードを咀嚼し、社会に対し能動的に生きていく、きっかけの一つとしてnoteという場所を位置付けます。

個人的感情の話はここまで。お付合い頂いた方はありがとうございます。

次回からは具体的な再生記録となります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?