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火災訓練とイギリスの仕事の雑さ

執筆者:大阪人

先日東京のあいつが投稿したこの記事。

こっちにきて感じた仕事の雑さ。もちろんイギリスなんてというバイアスが盛り盛りだが、ワイもいろいろ感じることがある。

特にうちのフラット、つまり寮のスタッフのいい加減さは群を抜いている。



彼らはよく点検と称して僕らの部屋に遊びに来るのだが、泥だらけの土足でシャワー室をチェックする。おかげで僕のシャワー室に敷いていた珪藻土マットはホルスタイン牛みたいな模様がついてしまったし、彼はシャワー室に何かブーツの足跡まで残していく。

来たヨ!みたいな。サインか。

しかも、「部屋の点検行くよ行くよ行っちゃうよ~」みたいなメールを散々送り付けておきながら、10日くらい時間を空けてひょっこりはんしてくる時も多い。もはやただの抜き打ち検査だ。気ままに生きているとしか思えない。

おかげで僕は彼らが部屋に入ってきたところをほとんど見たことがないが、泥や木の葉のような置手紙を残していく。



また、しょっちゅう火災訓練と称して耳をつんざくほどのけたたましいアラームを鳴らしまくる。しかもそれは不定期で、みんな外に集まれ~みたいな、趣旨もよく分からんものであり、その際に逃げ場を教えてくれるわけでもない。鳴らしまくった後は放置プレイそのもので、何人かが外に出て毎回顔を見合わせている。もはや訓練なのか、本当に火が出たのかさえも分からない。

これがマジの火事やったとき、ん?ん?みたいな顔をしている間に焼かれるに違いない。


部屋の温度管理を頼んだ時もめちゃめちゃだった。

東京のあいつと僕は1階に住んでいるのだが、部屋はかなり端のほうにあり、冬場はかなり寒い。おまけにヒーターはほとんど機能せず、いよいよ吹き荒れる風と気温に耐えかねて、

「備え付けのヒーターが機能してないよ~、何とかならんか~」

と、東京のあいつがメールを送ったところ、何度か部屋をチェックしたのちにヒーターを貸してくれることになったらしい。そして、そのおかげで彼の部屋はぬくぬくのヒーターで蘇り、一転して楽園のようになったのだった。

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ところが、僕の部屋は依然として寒いままで、こんないいヒーター貸してもらえるなんていいなーと指をくわえて見ていた。しかし、どうしても耐えられなくあり、しばらくして僕も「助けて~」とメールを送った。すると、後日スタッフが僕の部屋を見に来るなり一言、

「よっしゃ任せとけ。お前んとこにもヒーター貸したる。」

そういってスタッフは部屋を出ていくなり10秒ほどして綺麗なストーブを持ってきてくれた。僕は、どこかで見たことがあるなと思いつつも、新しいヒーターが来た!よかったこれで回復や!と安心した。ところが、引っ張ってきているコンセントの紐の先を見てみると、




なんとスタッフは横にある東京のあいつの部屋からヒーターをパクってきていた。



いやただの横流しやんけーーーい。めちゃめちゃにツッコミたくなったが、なぜかスタッフは誇らしげにしていた。



とまあそんな感じで気ままに暮らすスタッフチームの皆さんだが、寮に生えている芝だけはめちゃめちゃこまめに刈る。めちゃめちゃ綺麗好き。咲き誇るタンポポにすら慈悲の心を与えることはなく、綿毛もろとも刈り上げる。

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朝の7時くらいからお構いなしにバリバリ刈り取るおかげで、寮内の芝生は常に美しく刈り揃えられている。


好きなことには全力投球!





解せぬ。。





おまけ


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イギリス人がというわけでは一切無いが、先日買ってきたファミリーサイズのジャワカレー。お徳用サイズで、その量なんと1㎏。

さすがに小分けされてるやろ~と思い、開けてみるとダイレクトに巨大な板チョコ状のルーが2枚。

1枚500g。



給食の量やん。



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