屋台やだんじりが勇壮に街を駆け巡ったり、数千発の花火や華麗な踊りを披露したりするのが、祭りに抱くイメージです。兵庫で言えば、豪華絢爛な屋台の練り合わせで知られる灘のけんか祭り(姫路)やサンバチームのパレードで有名な神戸まつり、西日本最大の民謡の祭典であるデカンショ祭(丹波篠山市)などが知られるところです。
しかし、五国からなる兵庫の各地域に目を凝らしてみれば、何百年と脈々と引き継がれる「奇祭」と呼ばれる祭りが数多く残っています。ド・ローカルが2回にわたり、クローズアップします。
鼻をつまんで健康祈願 高砂「なんなる神事」
ミョウガの成長で吉凶占う 新温泉町「お茗荷祭り」
三田で続く稲引き、樽引神事
蛇に見立てハモ退治 篠山・鱧切り祭り
豊岡・夜空彩る「御柱祭り」
南あわじ・大蛇担ぎ息災祈願
<ド・ローカル>
1993年入社。いかがでしたでしょうか? 播磨、但馬、摂津、丹波、淡路の五国からピックアップしてみました。メジャーな祭りに比べ、紙面の扱いはとても地味なのですが、その土地その土地に長年息づいてきた風習や伝統が垣間見えます。一方で、担い手不足から「継承」が大きな課題となっています。「奇祭ツアー」みたいなものも考えていければと思っています。
#奇祭 #鼻 #ミョウガ #ハモ #御柱祭 #大蛇 #高砂 #篠山 #豊岡