琵琶湖を自転車で一周するから「ビワイチ」、それが淡路島なら「アワイチ」―。ぐるっと回って再びスタート地点に戻ってくることに達成感があるのでしょうか。紙面に登場した「○○イチ」を、播州人3号が紹介します。
巨大な「○○イチ」を正月の紙面で見たのが今回の投稿のきっかけです。
「セトイチ」と呼ぶそうです。
大鳴門橋 自転車道着工へ
瀬戸内一周「セトイチ」
28年度に実現
兵庫・徳島県協力 事業費58億円
総延長約500㌔のサイクリングルートです。
神戸・東京間が直線で約400㌔です。
地図にある「アワイチ」と比べてもスケールが違います。
記事を見て驚いたのはその距離だけではなく、「事業着手」という言葉でした。「構想」や「計画」ではなく、実現に向けて動き出すという意味です。
とはいえ、現時点で兵庫県内で一番有名な「イチ」は淡路島を自転車で一周する「アワイチ」でしょう。
その「アワイチ」が最初に紙面に登場したのはこちらの記事でした。
自転車で淡路島1周 10月に催し
ただ、それよりも前に、こんなお知らせ記事が掲載されていました。
淡路島を自転車で1周することは、それほど珍しいことではなかったのかもしれません。
それを裏付けるようなコラムも見つかりました。
2005年秋に淡路島勤務になった若手記者が書きました。
少なくとも1990年代には淡路島一周を目指す少年がいたことになります。
「アワイチ」という名称がつき、知名度はぐーんと上がります。
「ビワイチ」などと並ぶ「日本7大1周」の一つに数えられているようです。
国内7カ所の自転車1周コース
〝制覇〟目指し走ろう
「アワイチ」含めキャンペーン
密集避け少人数参加を
ほかにも「イチ」のつく兵庫県内の1周ルートが紙面にありました。
「ササイチ」です。
田園、伝統的な町並み…気ままにスイスイ
秋景色めでる自転車旅へ
スマホでスタンプラリー開催
4コース ポイント集め景品も
加西市には「カサイチ」もあります。
加西を自転車で巡ろう
風土記祭実行委
サイクリング地図作製
いずれのコースも走ったことはありませんが、「イチ」が付いているだけで魅力的に感ます。
<播州人3号>
1997年入社。10年ほど前、ごくたまに仕事で自転車に乗ることがありました。電車や車で移動するのとは違った風景が広がり、新しくオープンした店や、店頭に並んだ季節の食材を「発見」しました。駆け出しのころ「本日の出稿はありません」とデスクに伝えると、「商店街か駅前の大通りを3往復してこい」と言われました。「そういう意味だったのか!?」とペダルをこぎながら気づきました。
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