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自分で選んだ人生だ、と意識する
こんばんは、関東在住の工学系大学院1年生ティムです。
君の膵臓を食べたい
桜良「違う。違うよ。偶然じゃない。流されてもいない。私達は皆自分で選んでここに来たの。
君と私が同じクラスだったのも、あの日病院にいたのも偶然じゃない。運命なんかでもない。
君がしてきた選択と、私がしてきた選択が、私達を合わせたの。
私達は、自分の意志で出会ったんだよ。」
これは、1年ほど前に浜辺美波を拝むためにみた映画「君の膵臓を食べたい」中の桜良(浜辺美波)のセリフです。この映画の中には(いろいろな意味で)刺さるセリフがたくさんあるのですが、その中でも一番印象に残っているのがこれです。
ここからは自分の過去の話になってしまうので大変恐縮なのですが、少し書いてみたいと思います。そんなたいした話では無いのであしからず。ちゃんとした過去の振り返りはまた今度書きます。
小中高と、周りの友達にも家族にも恵まれ、部活や勉強、習い事などもそれなりに順調にやってきたティムですが、県内トップの進学校に入学してからはいろいろな挫折を経験しました。
まずは部活。中学まではエースポジションでバリバリ試合にも出ていたのが、高校ではほぼ補欠状態。顧問の先生の期待にも答えられず、「お前は本当にどうしようもないやつだ。」とまで言われました。それまで自分の全てだと思っていたものが否定された瞬間でした。人生で初めての挫折でした。部活終わりで皆が残って自主練をしている中、ひとりで体育館のベランダで泣いたのを覚えています。
次は恋愛。高校1年生から付き合っていた彼女(頑張った)にも2年生最後の2月に振られました。1週間後ぐらいにはその娘に新しい彼氏がいました。友達づたいにその事を聞いたときには、これまでにないぐらい腹が立って、もともと少し人見知り的な所があったのもあって、人間不信気味になり、人(特に女性)と深く関われば関わったぶんだけ、失ったときには相当な精神的ダメージを負うんだなぁと思いました。
最後は、勉強です。まあ今思えば本質的な勉強というよりは、大学受験におけるゲーム的要素の強い"勉強"です。部活と恋愛で挫折した今、これを克服するには勉強しかないと思い、それなりに力を入れて勉強したつもりです。しかし現役では第一志望に受からず、さらに浪人しても前期の第一志望には受からず、結果、後期で拾ってもらったのですが、それも、第一志望の学科(建築)ではなく、第二志望の学科(広く言えば機械系)でした。
大学入学後にも軽く挫折をしています。どんだけやってんだよって話ですけどね。(笑)
大学入学後は、今度は何で自分の自信を取り戻そうかと思い、いわゆるカレッジスポーツに入部しました。小中高とやってきたスポーツは大好きだったのですが、心機一転と思い、他のスポーツを選択したのです。これも色々あって1年で退部することに。
その後も何に情熱を向けていいか悶々とした生活を送っていました。
そんな流れの中で見たキミスイ。そして桜良のセリフ。
一つのものに熱中して全力で取り組むことなく、色々と手を出しては辞めるということを繰り返した高校以後。一つのことに全力で取り組んで結果を出している仲間達を見て、自分は流されてばっかりで、何にもものになっていないなと思うことが多かったです。でも、そんな自分のこれまでの生き方を、それも自分でしてきた選択なんだよ、と自信をもたせてくれるような言葉でした。
もちろん、早いうちから芯をもって全力で取り組むものが見つかっていれば(そういうときは逆にそのことに気づかないものですが)、それが一番最高なことだとも思います。でも、そんなものに出会えるまでは、興味あるものには全部手を出して、何回も失敗しながらもがくしかなくて。そんな時間も長い人生で見ればかけがえのない宝物になるのではないか、という気持ちになりました。
とはいっても、やっぱり人生には確率的な要素もあるのは確かで、全部が全部桜良が言うように「自分がしてきた選択」とは言えないという思いもあります。でも実際はどうかなんてことよりもっともっと重要なのは、『今やってること、今時分の目の前にあることっていうのは「自分がしてきた選択」なんだ』と自分自身で自分の選択・判断を信じてあげるということで。事実はどうであれ、そういうマインドセットで生活すると、毎日楽しくなるということで。
そんなわけで、主人公の思考と自分のこれまでの生き方とが共鳴して、刺さりました。(長かったとか言わないで)
まだ慣れていないのもあって、まとまった文章ではないし、長さも適切ではないと思いますが、ここまで読んでいただ方、ありがとうございました。
まあ、なんにせよ、楽しく生きよう!という話でした。(笑)
ティム
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