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アクアリウムの視点でSDGsを見る

近年、突然にSDGsが話題に上がるようになりました。そこで、アクアリウムがSDGsの17の目標とどのように関連があるか考えてみました。


まず14番、15番の『海の豊かさを守ろう』『陸の豊かさも守ろう』は生き物を扱う趣味であるアクアリウムに直接関係します。
また、私が考えているのは7、11、12です。

7は、クリーンエネルギーについての目標ですが、クリーンエネルギーの開発による土地利用で、貴重な生態系を失っている事例が日本でも多くあります。なので、生態系の保護にも関わってくると思います。

森や湿地帯を削って太陽光パネルを設置するという動きがありますが、私には理解できません。
カーボンニュートラルの視点で見たらプラスマイナス0、むしろマイナスではないかと思います。本質的なSDGsとは逆行しているように見えます。


11は、まちづくりについてですが、こちらも7と同じように土地開発による問題があげられると思いますし、外来種問題も関連すると思います。
特定外来生物に指定された植物には、水草の割合が多いです。

12は、持続的な開発に関する意識改革というところでも関連すると思います。(最期まで責任をもって飼うことなど)

また、11、12の取り組み事例をアクアリウムで挙げると、ADAのSHIZUKUウッドベースもこのひとつかと思いました。間引いた木(間伐材)を利用していて、森林の保護に繋がります。

SHIZUKU・シリーズの木製製品は、原料に山林の間伐材を使用しており、間伐材を有効に利用することは森を守ることにつながります。

(DOOA製品情報より)

ADAはアクアリウムの先駆けであると共に、アクアリウムのいろいろな問題解決においても先駆けとなってほしいなと思っています。


SDGsでは地球上の誰一人取り残さないことを誓っていますが、これは生き物も例外にしてはいけないと思います。

生態系保全と土地開発を両立するのはとても難しい問題です。片方を進めれば、もう片方にマイナス要素が発生します。だからこそ、慎重な判断が重要です。

また、一個人のアクアリストとしても、アクアリウムに関する諸問題を頭の片隅において行動することが改めて重要だなと感じました。

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