超効率上達法_努力の限界すら突破する科学的接客の反則級メリット_

超効率上達法!努力の限界すら突破する科学的接客の反則級メリット!

こんにちは、こばとーんです。

前回のノートでは、接客にテクニックを用いることは悪ではない、接客にテクニックを使わないことこそ悪なのだ!という話をしました。

その続きとして、今回は、科学的接客を取り入れることで、どんなメリットがあるの?というポイントについて掘り下げていきます。

科学的接客で得られる3つのメリット

1,自称接客上手を一瞬で抜きされます
2,自信を持って接客が可能になります
3,他人を指導できるようになります

早速一つずつ見ていきましょう。

▶1-1,「自称」接客上手を一瞬で抜き去る方法◀

専門家の意見はあてにならない

「接客では〇〇することが大事だ」
「お前は〇〇だから売れないんだ」

会社の先輩の営業が得意な人にこのように言われたことはないでしょうか?
たとえ実際に言われた経験がなくても、この手の情報を耳にした時、誰もが心の中で、「本当かな?」と思うはずです。

その疑問に答えましょう。

科学の世界では「専門家の意見」は「全くあてにならないもの」としています。なぜなら、それは「1人の意見」であり、「思い込みの可能性が高い」からです。

では、反対に信用できるものとは何なのでしょう?

答えは「より多くの事例から取られた統計的に正しいデータに基づいていること」です。

分かりやすいように少し具体的な例えを出しましょう。
こんな質問があったとします。

『このカレーの美味しさを百点満点で表してください』

ある人は100点と答えるかもしれませんし、80点かもしれません。0点の人もいるでしょう。
1人にだけ質問をした場合、その回答は個人の感想です。相当のバラつきが出ることは分かりますよね。

ですが、この数が100人1000人1万人と増えていったらどうでしょうか?
点数はだんだんと偏りが出て、まとまってくるはずです。

この時得られたデータから
このカレーを食べた1万人のうち86%の方が90点以上の評価しました
という結果になれば、かなりおいしいカレーだと言えるのではないでしょうか。

それに対して、専門家の意見は1人にしか聞いていない点数。「零点だと思う」というのは勝手ですが、同じカレーを食べている場合、だいぶ的外れな採点と言えるでしょう。

この記事を読んでいる人の中には「先輩に言われた通りにやっているのに、なかなかうまくいかない」なんて人がいるのであれば、それは「相手の感想」に従っていることが原因かもしれません。

▶1-2,科学的に正しい接客は、統計的に正しい接客◀

大勢を調べて、数字に直したものが正しい

では、先程のカレーと同じように、
『86%のお客さんが90点以上を出してくれる接客方法』
があったら最高だと思いませんか?

そうなんです、それが科学的接客です。

近年の科学論文の中には、様々な人間の特性を研究した内容が含まれています。喋り方や商品の値段で売れ方が変わる、といったわかりやすいものから、部屋の気温設定が気分に及ぼす影響、など、意外性のあるものまで様々です。

実験の規模こそ様々ですが、たった1人の感想よりも、はるかに役立つ内容といえます。

言い換えれば、科学の調査とは大勢を調べて「人間の特性」を表したものです。人間の性質に逆らわず、上手に利用するような接客ができるとうまくいくのは言うまでもないでしょう。

▶1-3,1000人分の経験値が5分で手に入る◀

科学論文の威力は反則級

僕達の人生は有限です。今は人生100年時代と言われていますが、それでも100年。無限じゃありません。

どんなに接客好きだったとしても、人生で接客できる回数は限られています。つまり、テストできる回数も限られているということ。
1万人を対象に調査、なんて一生かかってもできないかもしれません。

ですが、論文なら人生の限界を突破できます。

何万人もの研究データをものの数分で手に入れられるわけですから、コスパが良すぎて笑えるレベルです。

つまり、科学論文を元にした手法を用いれば、たまたまうまくいった経験のある「自称」接客上手なんて、あっという間に抜き去ることができるというわけです。

▶2-1,自信を持って接客する方法◀

裏付けがあるか否か

科学的な手法を使う大きなメリットは、自信がつくことです。
いち個人から聞いた「思い込みの接客」ではなく、統計的裏付けの取れた堅実な方法を行っているんですから、堂々としていられます。

つまり、接客のために方法の正しさで悩む必要はありません。
「なぜこの方法でやるのか?」
まで説明できるようになった時、不安なことはほとんどないんですから。

▶2-2,科学は絶対じゃない◀

自信を持つためにはテストこそが大切

ここまでは「科学すごいよー」っていう話をしてきましたが、これは「常に接客で満点が取れます」という意味ではありません。

当然、ダメな時もあります。

86%の人が美味しいと思うカレーだって、残りの14%にはウケないんですから。

でも、ダメでも「仕方ない」って思えます。なぜなら、「根拠のある方法」を使ってるから。
根拠のない方法って、ウケる理由もわからなければ、外れる理由もわからないんですよ。これって結構厳しいことなんです。

原因がわからないから疑心暗鬼になって、自分に原因を求めてしまい、ありもしないことで悩んだりすることもあります。特に、内向性が高い人や心配性の傾向が強い場合に注意が必要です。

だから「原因がわかる」って本当にありがたいこと。対策も打てますし、改善することができます。

そう、「自分で試してみる」ことが最も大切なんですよ。

科学もすべてを網羅しているわけじゃないんです。あなたに合うのかもわかりません。だから、できるだけ確率が高そうなものを、効果がありそうなものを、自分で試してみましょう。そうしているうちに、だんだんと自分に合う接客が見えてきますよ。

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コラム:悩む時間がもったいない
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「お前は素直じゃないからダメなんだ」
会社員時代に先輩から散々言われてきました。そして、僕を最も悩ませた言葉です。なんせ不思議なんですよ。注意されたことは誰よりも実践して、テストして、報告までしてたんです。でも「素直じゃない」と言われてしまう。もはや意味がわかりません。

言う事聞いてしっかりやってるのになぜ?
なんなら、同期や後輩は全然やってないのに・・・

そんな不可解な状況がつづいて、僕は疲弊してました。3年ほど悩みに悩んで、僕は一つの結論にたどり着いたんです。
具体的じゃない注意なんて聞く必要がない」って。

実際、注意に具体性がないんですよ。アドバイスを求めても「そうじゃない」「全然ダメ」「わかってない」しか言わない。「ここをこう直せ」なんて言われた試しがない。
要するに、先輩方は注意したい内容を言語化する能力が無かったんです。でも、「じゃあどうしたらいいですか?」って訊いてくる僕にムカついた。ノリで「わかりました先輩!」って返してくるような人間を求めてた。
その方が楽だから。

つまり、僕への違和感やいらだちを表現したものが「素直じゃない」だったんです。

僕の経験は極端かもしれませんが、コレって僕がいた業界だけの話じゃありません。比較的どこでも起きてることです。

もう、無限に選択肢があるような質問で疲弊するのは時間がもったいないと思いませんか?
それよりも、科学が方向性を示してくれている具体的なアドバイスに乗った方がよほど効果的に上達できます。

無意味な努力なんて、早めに切り上げていきましょう。

▶3-1,他人の指導がしやすくなる◀

理由があるから、教えられる

接客方法に対して、具体的理由が説明できる。これは他人を指導する時に非常に便利です。

「これでいいのだろうか?」
「本当に正しいことが教えられているのか?」
「指導内容に責任を持てるのか?」

人に指導したことがある人であれば、誰もが直面する気持ちだと思います。しっかりとした学術的根拠があるということは、はっきり理由を説明できるということ。自身を持って伝えることができます。

当然、指導される側も納得しやすい。ちゃんとした裏付け、しっかりした理由、これらのバックグラウンドがあることで堂々と接客ができるようになるはずです。

教えるがわも気が楽ですよね。

▶何万人分もの経験値がたった5分で手に入る!◀

科学的接客は反則級の強さ!

まとめると、科学的手法はたったの数分で読むことができるにもかかわらず、数万人のテスト結果を手に入れることができる方法。

一人でずっと努力することも素晴らしいですが、さらに科学的な手法をプラスすれば効率は何万倍にも上がります。

ぜひ、科学的な手法を取り入れてみてくださいね!

ではまた次回!バイバイ!

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KOBATONE 小林嘉明

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