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カリフォルニアのブロックセラーズ

初めに

テイスティングコメント 本日はカリフォルニアです。
ペアリングの要素を踏まえてしっかりとご紹介致します。
本日も最後までよろしくお願い致します。

ワイン解説 

 アーバンワイナリーの先駆者、カリフォルニアのブロックセラーズ
アメリカ カリフォルニア州に本拠地を置くブロックセラーズ。

 彼のカーヴは2つのスペースから構成されています。
1つは複数のステンレスタンク、コンクリートタンク、木製の大樽で埋められたカーヴ。
もう1つはバリックと卵型のコンクリートタンクが配置されたカーヴです。発酵はすべて天然酵母で行い、ほとんどの場合、亜硫酸を使用していませんが、ワインの状態によって必要であれば、ワインに完全に馴染むようにするため、瓶詰めの4週間ほど前に極少量を加えます。
 味わいにもブドウ本来の特徴がより表現させておりクオリティの高いワインを常に出している生産者の一人です。

テイスティングコメント 

Petillant Sparkling Valdiguie Rose Mendocino / ペティアン スパークリング ヴァルディギエ ロゼ メンドシーノ 

産地:アメリカ カリフォルニア
品種:ヴェルディギエ
タイプ:微発泡ロゼ
土壌:砂質で貝殻の化石が混じった石灰質土壌
アルコール:12%

 メンドシーノに位置するリケッティ  ヴィンヤードという畑から収穫されたヴェルディギエから造られたペティアン。樹齢約60年。
収穫されたブドウは足でプレスし、果皮を取り出してからステンレスタンクに入れて、更にプレスを行います。残糖18gまで発酵させた後、2週間冷やして発酵を止め、瓶詰。ドサージュはしていません。

外観:落ち着きのある淡いルビー色。瓶内でしっかり熟成させている印象

香り::抜栓直後はクリーミーな白桃など熟度の高い甘さを感じる。徐々に赤系果実や柑橘のピール、アセロアなどユニークさも感じます。
後から磯の香りが全面に出てきて海岸付近の潮風も表現され、ミネラルも感じ取れる。

味わい:辛口過ぎない味わいになっており、アフターに感じる甘さがバランスを取っています。度数も中程度に抑えられており飲みやすいワイン。
赤系ベリーの味わいにはガス圧と下を刺激するタンニンが穏やかなどで口に含むと口の中でゆっくりと弾けます。
バランスの取れたワインでシンプルさもあり好みの方も多いワインかと思います。

温度:は冷蔵庫保存で良いと思います。氷水やクーラーに漬け込み過ぎると酸が立ち過ぎて本来の味を発揮しません。
グラスは背の高い丸みがある ピーボグラスやソーヴィニヨングラスで良いと思います。

ペアリング


①前菜  ホッキ貝と野菜のピューレ 甘みのあるドレッシング
・ホッキ貝の噛む度に出てくる旨味とワインのミネラルを合わせ、少量の苦味をロゼの軽快なタンニンが消してくれます。 
・野菜のピューレ クリーム+微発泡のペアリングに野菜の甘みとワインの甘み
・このワインの特徴でもある磯の香りと全体を合わせたペアリング
・甘みと酸味が掛け合わさったドレッシングに甘みと酸味のバランスが良いワイン。
ポイントは甘みの同調ペアリング。 磯の風味とホッキのミネラル。

②玉ねぎにポタージュ  甘味とクリームの要素を合わせたペアリング。

古代品種 ヴァルディギエとは


 ヴァルディギエ種は、フランス・ボジョレー地方のガメイと色合いと味わいがとても似ており、カリフォルニアでは「ナパ・ガメイ」として知られていたブドウ品種です。起源はフランスのシュッド・ウエストにあり、現地ではGros Auxerrois(グロ・オセロワール)と呼ばれています。

ワイルドストロベリー、ブラックベリーの深みのある野生的な香りと黒胡椒の香りが感じられ、ドライで爽やかな印象。

口に含むと完熟したザクロやブルーベリーの風味が広がり、香り以上にコクがあり豊かな果実味を楽しめます。さらにフレッシュな酸とスパイシーなハーブのニュアンスがワインの余韻に複雑味を与えています。


まとめ

 今回も最後までご覧頂き誠にありがとうございます。
本日はカリフォルニア ブロックセラーズ
クセが少なく飲みやすいワインを多くボトリングしている生産者です。ロゼワインは飲みたくなる時ありますよね。そんな時このワインが頭に浮かぶと嬉しいです。
料理とも合わせやすいので是非。
次回はオーストラリアのワインを紹介致します。

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