何もしない休日
たまに休日の過ごし方がわからなくなる。前日に明日は休日だからといってYouTubeを見たり、本を読んでいたりすると気付けば朝方、なんて日もある。こういう日の夜にその日を振り返り、1日何もしていなかったなとため息をもらす。
そして、私は高校時代の部活の顧問に言われたことばを思い出す。「部活動としての練習は1日のうちのほんの一部だ。それ以外の時間、どう過ごすかが強いやつと弱いやつを分ける。」
確かにそれは正しいと思う。実際に周りで全国大会に行った人を見ていると毎日陸上のことを考えていた。
私はもうすぐ就活をする身。ちゃんと毎日「自分自身がどうしたいのか」という問いに向き合わなければいけない。そうでないと成功はつかめない。
成功とは何だ。
「自分のやりたいことが業務の仕事?」
「周りからすごいねと言われる大企業への就職?」
「やりがいを感じられる仕事?」
どれが成功と呼ばれるものかはわからない。でも何もしていない1日があるとこのぼやけた"成功"から遠のく気がする。
それでも何もしていない休日を過ごしてしまう。
それは、私が些細なことでよく悩んでしまう人だから。好きな人からラインの返信が来なかったり、友達にとって私の順位が低いと思う出来事があったりすると、私は何も出来なくなる。
私の頭の中がその悩みで埋め尽くされてしまい、それ以外のことがまったく考えられなくなってしまう。
こうして私の何もしていない休日が生まれる。
*
最近、本屋に行くと時間の有効的使い方や自分を操る方法みたいな本がポップ付きで入店して誰もが目につくところに置いてある。それを見て、みんな私みたいな休日を過ごしていたりするのかなと思う。
でも、無理に焦ったりしなくてもいいんじゃないのかな。
確かになんでも効率よく出来る人はいるし、悩んでも仕方ないと割り切れる人もいる。
その人はその人で自分は自分なんだから。
前進するには悩むことも必要だと思いながら私は今日もベッドの上で片思いに悩む。
これが私の休日なんだから。
2020.04.01
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