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歩き方で「膝が内に入らないか」をとことん見る理由は股関節にある
お久しぶりです。
こば@kobakutsuです!
膝が内に入らないかをとことん見る理由を結論から言うと
股関節の安定につながり
速く歩ける人が増えたから
どういうことかというと?人工股関節や変形性股関節症の人はご存知かと思うんですが。彼らにとって絶対やってはいけない禁忌姿勢というものがあります。
股関節を曲げ
膝が内に入る
これらを組み合わせた姿勢です。
この姿勢をとると股関節を外すような力がかかってしまいます。股関節にトラブルのある人は気をつけましょう。脱臼してしまうかもしれない禁忌肢位です。
ですので、歩き方や立ち姿勢を見て「あ、この人、股関節周りがちょっと不安定だな・・・」と思った人の靴を選ぶときは、如何に膝が内に入らないかを見てしまいます。股関節を安定させるためです。
ちなみに、股関節は骨盤と大腿骨が繋がっています。大腿骨が骨盤に対して前傾し、横から内向きにグッとねじり込む形で合致します。これが大腿骨の「前捻角」「頚体角」です!
これらの形に相反する力で股関節を外すような姿勢が前述した「腰を曲げ、膝を内に入れる」という姿勢になるのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1682433414701-vQLraIl7AH.jpg?width=800)
余談ですが、日本人は伝統的に前傾姿勢です。
それは少なくとも江戸時代に外国人が日本人を見て感じた手記などからも分かりますね。歩く江戸の旅人たちは良い本です。
あと、人類史からも関連した話があるのですがそれはまた別の機会に
※股関節が外れるような外力と歩き方の姿勢、歩行速度に関して明確にどういうデータがある!とかどのような文献がある!というのは定かではありません。
ただ、膝の動きを整えることで歩行の安定感が増し、横にぶれにくくなったり、まっすぐ歩けるように変わる人をよく見かけます。歩行時に膝が内に入りすぎないようにするというのは、単純に効率を考えた上でも重要なのかなと思っています。
あと歳を重ねるほど腰が曲がる方が多いです。股関節が脱臼しやすい姿勢の第1段階の腰を曲げる姿勢をクリアしてしまいます。あとは膝が内に入ったら股関節が不安定になるかもしれません。
![](https://assets.st-note.com/img/1682434085115-pXv8nmOGcv.png)
靴選びに活かす
実際に接客でも行っているのですが、やることは簡単です。
靴を履いてもらう
まっすぐ歩いてもらう
最も「膝が内に入らない」靴を選ぶ
この3ステップで簡単に誰でも、大まかに膝と股関節に優しい靴を選べてしまいます。迷ったら膝の動きを見て買いましょう!難しいって?それなら店員さんに見てもらいましょう。
足や身体に詳しい靴店員は、あなたに合った靴を選んでくれますよ!
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