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巻き肩、猫背、肩こり、を起こしにくい杖の使い方

こばです!

今回は、本を出版する際にデザインでお世話になった
Twitterのあるフォロワーさんを全力で応援したい!
という思いの話です。

福祉用具の製作もしていた手前、老婆心ながら
カラダに負担の少ない「杖の使い方」をご紹介します!

のっけからいきますが、


杖を使用されているお二人を見てどう思われますか?

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よく見かけるような杖のつき方、持ち方をされていると思います。
しかし、姿勢やカラダへの負担を考えると

わたしはこのように見えてしまいます。

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なぜだと思いますか?

答えは手の向きにあります。
左の男性は手のひらが後ろを向いています。
※出来る姿勢、出来ない姿勢など様々な状態があると思います。
良し悪しではなく、このような考え方がある程度に捉えてください。


以下の画像はわたしを撮影した画像です。
しかし、それぞれ手の向きを変えて撮影しています。

首~肩を結ぶ線= 赤線
手のひらの向き= 緑線 としており、特に

赤い線に注目して見比べてみてください!

まずは手のひらが内向き

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手のひらが内向きだと、赤い線はやや前傾していますね!
肩甲骨面を考えるとやや浅いかもしれませんが、綺麗な形をしています。

次に手のひらが前向き

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首~肩にかけて赤い線がほぼ90°
人体の構造上、最もカラダに負担のかかりにくいとされている
解剖学的肢位に近い良い姿勢です。

good!

次に手のひらが後ろ向き

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手のひらが後ろ向きだと、肩が前に出ている事が分かりますね!
首~肩を繋ぐ赤い線も傾きが大きくなっています。

ここに問題があります!

手のひらの向きによって、肩の出方が変わるのです!

分かりやすくするために、
手の向きをもっと後ろにしたのが次の画像

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ここまでくると頭すらも前傾しています。
肩が大きく前に出て、背中の丸まりすら把握出来てしまう程です。

では、何故このようになるのかというと、一つは肩甲骨が関係しています。

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手のひらが後ろを向くと、肩甲骨がググッと外に広がります。
肩甲骨と肩の骨は繋がっているので、肩甲骨が外に広がると
肩甲骨に押されるような形で、結果として肩は前に出てしまうのです。

これが原因で巻き肩や猫背になってしまいます。

画像8

また、肩が前に出ると肩や背中周りの筋肉の緊張状態が変わります。
つまり、肩こりになりやすいのです!

そして、話を杖に戻します。

画像9

左の紳士の手のひらの向きは後ろです。
右の淑女の手のひらの向きは内です。

杖を右の淑女のように持てたら
カラダに負担のかかりにくい姿勢を保ちやすくなります。

※ お身体の状態や地面の状態によっては不都合に感じられる方もいらっしゃると思います。このような考え方もある程度にお捉えください。

まとめ

杖を持つ時は、手のひらが後ろ向きにならないようにすると
カラダに負担がかかりにくいですよ!

お世話になった方は、杖を使っていらっしゃるそうです。
また、足のお痛みもでていらっしゃるようで少し心配です。

杖の持ち方によって猫背や前傾姿勢になると、重心が前寄りになります。
痛みの出やすい足趾のつけ根付近への負担が大きくなるのです。

お足に関しては病院などで対策をされていらっしゃるそうですが、杖でもお困りのようですし、杖の持ち方によってそのお足の痛みが和らぐかもしれません。

何が正解で何が痛みに効くのかはご本人様のみぞ知る事かと思いますが
毎日の生活が少しでも快適になられたら良いなぁと思ってまとめました!
こばでした!


※何をしても巻き肩が治らなかった人も、
手のひらの向きに注意して生活をされるだけでも良さそうです

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