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【文献】クッション性とケガと体重の関係【解説】

こばです!

今回は面白かった文献を意訳紹介です。
※意訳・・・原文に縛られず、文章を作るような訳し方

靴のクッションは体重に応じてランニング傷害のリスクに影響を与える
~848人のレクリエーションランナーを含むランダム化比較試験~

概要

靴のクッション性は、ランニング関連のケガからランナーを保護する事が期待されています。また、体重の重いランナーはケガを防ぐために衝撃吸収能力に優れた履物を使用する必要がある。と一般的に考えられています。

目的

この研究の目的は、靴のクッション性が趣味や娯楽(レクリエーション)で走る人たちの

・ ケガのリスクに影響を及ぼすのか
・ ランナーの体重に依存するのか


これらを判断すること。

方法

・健康なランナー(848人)は、クッション性のみが異なる
2つの靴(ソフト or ハード)のうちの1つを無作為に使用。

・参加者の性別毎に体重を測定。その中央値(男性 78.2kg 女性62.8kg )を基準に体重が重い人、軽い人に分類

・ランニング活動とケガ(最低でも7日間)に関して6ヶ月以上調査

・データは※サブハザードレシオと95%関連性のある区間を分析
※時間一般まで活動をしたとして、ケガの起こる確率

結果

ハードシューズを履いたランナーはケガのリスクが高かったが、体重とは関連していなかった。

体重で分けて詳しくみて見ると体重の軽いランナーは硬い靴でより高いケガのリスクを持っていたが、重いランナーはそうではなかった。

結論

ケガのリスクは
柔らかい靴を使用した人よりも、硬い靴で走った人の方が高かった。
ただし、靴のクッション性を高めることによる相対的な保護効果は軽いランナーにのみ見られた。

まとめ

ランニングをするならクッション性のある靴の方がケガをしにくい。
特に体重の軽い人はその恩恵を受けやすい。

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