このワードを推す靴に注意!地雷かもしれない靴・インソール
こばです!
今回は、やや注意喚起的な内容です。
※けなしたいとか、批判したいとか、そういう意図はありません。
昔から言っている気づきです。先に言っておくと
便乗して叩こうとする人はやめようね!
靴屋をやっていると「おやおや?」と思うことがあります。
「それは、地球にいたら当たり前の事だよね」的なことを
1番のウリにされるものです。
うちわを仰ぐと風がくる
食べないとお腹がすく
太陽は東から登る
ぐらい当たり前です。
当たり前のことをウリにしているということは
褒めるところは・・・『おやおや?』と思ってしまいます。
※批判などの意図はありません。
でも、これは同業者だから気づくことなのかなぁ?とも思います。
今回は「このワードを推す商品は踏みとどまった方が良いかも」な
靴・インソールの紹介です。
水に浮くほど軽い靴には注意
まず、大前提として密度が・・・
水より大きい = 沈む
水より小さい = 浮く
水に浮く物質は、密度が水より小さい
靴には足を入れるための空洞があります。
その空間が浮き輪のような役割となり
だいたい浮きます。
これは、この空間があることで密度が下がり
水よりも密度が小さくなるからです。
だから、だいたいの靴は浮きます。
重さが浮き沈みに関係するのであれば
数百トンあるオイルタンカーが浮いているのは
理論と相反することですよね?
きほん的に浮くものを、浮くことが最大のとりえとして
表現される靴は「おやおや?」と思ってしまいます。
フカフカのクッション
柔らかいクッションに座ると最初は気持ちが良いと思います。
でも、沈み込むような柔らかさだと
姿勢が崩れやすい
骨盤を立てにくい
何だか、座り直してしまう
など不都合が起きやすい。
座るということは
お尻という広い面積に
お尻より上の体重を
お尻に乗せる
ということです。
こんなに広く、低い重心位置でも姿勢が崩れてしまうのです。
もっと狭く、かかる力も大きな足裏に
フカフカの柔らかいものを敷いたらどうなるでしょうか?
バランスをとるのが難しくなりませんか?
少し経つとかえって疲れてしまう方が多いです。
「フカフカ」「柔らかい」だけをウリにしている
靴、インソールは「おやおや?」と思ってしまいます。
日本人に合う〇〇
どこの国の人であっても細い足・太い足の人はいます。
傾向はあれどみんな違います。
日本人に合うという謳い文句でも
「あなたに合うとは限りません」
あなたに合うとは言っていないからです!
このような場合は合う!
〇〇県〇〇市〇〇町〇〇にお住まいの
〇〇さんの足に合う!
という触れ込みで、ピンポイントに指名されたら
きっと合いますよ!
このインソールに乗ったら
〇〇ができるようになりました!
このインソールに乗ったら支えられるようになりました!
という画像を見たことありませんか?
① お腹の前で両手を組んで
もう一人がその上に体重をかける
② インソールに乗らなかったら倒れちゃうけど
インソールに乗ったら倒れない!
wow!アメージング!的な。
この種明かしするのですが・・・
そういう系の画像をよ~く見てください。
つま先の開きって変わってませんか?
だいたい変わってるんですよ。
これ、すごく大事でつま先の開き方で安定感が変わるんですよね!
実際にやってみたら分かりやすい
つま先を閉じて、足を揃えて立ってください。
そして、身体の前に重心を移動させてください。
倒れやすいでしょ?
次に、つま先を開き、足を肩幅に開いて立ってください。
同じように身体の前に重心を移動させてください。
倒れないでしょ?
というか踏ん張れるでしょ?
そう、踏ん張れるかどうかは立ち方でどうとでも変わるのです。
気づいてましたか?
このトリックを使ってる店は案外多いですよ!
つま先を閉じて測って、インソールに乗るときは開いてる。
足元をよ~く見てましょう!
立ち方だけで結果は簡単に変えられます。
インソールだけで評価する店
インソールは厚くて5mm
靴底は厚くて50mm
安定性も、クッション性も重要なのは靴底です。
役割としては、靴底の微調整をインソールで行っているようなものです。
靴を履かずインソールだけで評価するお店には注意。
靴底のクセで結果は大きく変わりますよ!
例
靴底のカカトが15mm削れています。
これによって、足が大きく傾いています。
インソールで補正したいけれどサイズ的に5mmが限界です。
無理!!
ですので、インソールだけやってます!
というお店には注意。
厳密に言うと・・・やっぱり言わなくて。
わたしも後半は主にインソールで対応するお店でした
でも、けっこう断ることが多かったです。
この靴には無理です!
買い替えるか修理されたらやりますよ!と。
それほどまでに靴底の影響というのは大きいのです。
インソールを単品で考えるところは「おやおや?」と思ってしまいます。
まとめ
これらの商品が悪い。
というものではありません。
ちょっと小細工をしている可能性があり
靴屋から見える「おやおや?」と思う情報です。
カラダに関する情報を国内外問わず分かりやすい形に直してどんどん発信していきます。頂いたサポートは次の文献購入費用に宛てております。 もし、よろしければ文献購入費用のお手伝いをして頂きますと幸いです。よろしくお願い致します。