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200604_KissHug/aiko_covered by 清 竜人

6/4のおすすめ音楽。


カバー曲。

もし仮にそのオリジナル曲を知らなかった場合でも、新鮮な曲として
受け止めることが出来るし、

もちろん、オリジナル曲を知ってる場合は、オリジナル版とカバー版と、
両方の違いを楽しむことが出来るので、

かなりの高確率で、新しい発見が出来る試みだと思っている。


そこへ来て、ものすごく強烈なカバーソングが公開されたので、
今日はその曲を紹介したいと思う。

曲は、aikoの『KissHug』。それを清竜人がカバーしている。


清竜人と言えば、僕の中では『ヘルプミーヘルプミーヘルプミー』の
印象が強くて、(また、ものすごい才能のアーティスト出てきたな…) と
思っていた。

09年には、アジカン(ASIAN KUNG-FU GENERATION)主催のフェス、
NANO-MUGEN FES.にも出ていたし、他にもよく出ていたので、
チェックはしていた。

アルバムを出す度に、いろいろな側面が見えてくるので、
(おお…引き出しもたくさん持っててすごいなぁ) と思っていた。



ここまで、僕がなぜ全て過去形で書いているか。


それは、2014年から2017年まで活動していた「清竜人25」という
アイドルユニット(?)を始めたあたりから、全く聴かなくなったからだ。


たしかに、その前から、アイドルや声優さんへの楽曲提供が多くなって、
"女性の可愛らしさ"との相性の良さは折り紙付きだったが、


このユニットのコンセプトは、「一夫多妻制ユニット」。
もう、ここまで来ると、正直わけが分からない。笑


他にもいろいろなアーティストを聴きたかった僕は、申し訳ないけれど、
その領域まで清竜人に付いていくことが出来なくなったのだ。


しかし、先週『COVER』というセルフカバーアルバムがリリースされ、
久々に聴いてみることにしたのだが、やはりその非凡さは健在で、
とても興味深い、面白いアーティストだなと再認識した。


そこに来て、自身のTwitterで、
「デビューして12年目にして、初めて自分以外のアーティストの
作品を歌った」として、この『KissHug』をカバーしたのだ。



よくaikoもカバーを歌っている印象がある。


aikoがカバーするときは、そのほとんどの場合で、あたかもaikoが
作ったかのように錯覚させるくらい、オリジナル曲に対する"aiko節"が
盛り込まれている。(気がする)

そして、逆にaikoの楽曲もカバーされることはたくさんあるけれど、
どうしてもaikoが作った曲調だよね、と感じるような仕組みに
なっている。(気がする)


千鳥のノブ風に言えば、まさに「クセがスゴいんじゃ」状態。


しかし、この『KissHug』清竜人バージョンは、
"守/破/離"で言うところの「離」の領域に来てるんじゃないかと思った。


aikoからかなり脱却して、清竜人DNAが入っているように思う。


また、初めてのカバーをaikoに捧げている時点で、なんとなくそれは
想像出来るのだが、

オリジナル曲への忠実さからも、
aikoへのリスペクトが強く込められている様子が伝わってくる。


素晴らしいカバーだと思った。


最新アルバム『COVER』のSpotifyリンクも貼っておくので、
皆さんもその非凡な作曲センスにハマってみてはいかがでしょうか。


女性アイドルや声優さんが歌ってるのはちょっと…という人でも
このセルフカバーは、ある種の面白さ(?)とともに聴ける部分もあるので、
おすすめです。笑


以上、6/4のおすすめでした。

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