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あそどっぐインタビュー8日目 その4 「神さまと性欲と」


あかほし(以下「ほし」): いまふわ〜んって浮かんだけど、あそさんの・・・神さまがでてくるコント見てみたいな。
あそどっぐ(以下「あそ」): ぼくの神さま?
ほし: ぼくの神さまっていうか。あの、あそさんの、コントの中に、神さまに扮したあそさんがでてくるコントを見てみたいなって(笑)
あそ: ああ、もうあるよ。
ほし: あ、ホント?
あそ: YouTubeにいつかなあ、先月くらいかなあ?
ほし: あ、見てみよう。
あそ: あの・・・クソみたいなくだらないやつ。
ほし: (笑)
あそ: だいたいね、YouTubeのやつはね、くだらないのに・・・なっちゃうんだよね。
ほし: なんでなんで。
あそ: もともとね、くだらないのがすきなのよね。
ほし: ああ、あそさんが?
あそ: うん。もともと、若い頃から。だから〜、YouTubeではもう、だれもなんも言わないでしょ?
ほし: うん。
あそ: こう、つくってるあいだに。テレビとかだと、ディレクターさんとかがいろいろ意見くれるから、ちょっと内容も深くなってくるんだけど、YouTubeだともう、思いついたまんまつくるからもう、バカバカしいまんまで、なにも後に残らない。
ほし: (笑)
あそ: うん。なんも残んないんだよね。
ほし: (笑)なんで〜。
あそ: (笑)
ほし: 「タケノコ」すきだったけどなあ。
あそ: ああ、ありがとう。あんなかんじで、とくに、ホントになんもない。
ほし: 「めっちゃくだらねえ!」って思って。
あそ: くだらない、やつだよ。神さまでてくるのも。「少年の願い」ってやつ。
ほし: あ〜そうなんや、見てみるわ。(編注:見ました。ギリシャ神「マルミエール」が登場します)
あそ: うん。

・・・

ほし: あそさんって神さまとか信じてる?
あそ: 神さまかあ。うん、まあおるんかもしれんね。
ほし: あたしもなんだろう。ブッダとか、キリストとか、パリッとした神さま信じてないけど。
あそ: うん。
ほし: 私たちが描く神さまっていうかんじではないかもしんないけど、なんかその〜、なにかはいるかもしれないなって。
あそ: うん、なんかね。うん、なんか得体の知れない・・・まあ妖怪じみたのはいる、とは思うなあ
ほし: (笑)
あそ: まあいてほしいよね、そっちの方がおもしろいよね。
ほし: そうっすね。
あそ: うん。
ほし: そうかあ。あそさんってなんか宗教って信じてる?
あそ: わ、とくにないよなんにも。
ほし: ああないか。
あそ: うん。
ほし: そうか。わたしもない。ないんだけど・・・なんか、もういろんなパターンを経験したんですけど最近。
あそ: うん。
ほし: 友達が新興宗教にハマった。
あそ: ああ、うんうん。
ほし: それと、久しぶりに会った友達があの〜、入信したばっかりだった。
あそ: うんうん。
ほし: で、昔からの友達が、あの〜どっかの教徒で、勧誘されたから断った。ぜんぶ別件で。
あそ: う〜ん。
ほし: ていうのを、さいきんこの3番目を経験して。
あそ: へえ〜。
ほし: そう・・・で、宗教ってなんなんだろうなあって。
あそ: けっこうおるもんだねえ。
ほし: そうっすねえ、うん。
あそ: うん。
ほし: なんかなんだろうなあ・・・その〜こう・・・障害をもってる、とか。
あそ: うん。
ほし: なんかの神さまを信じてるとか。
あそ: うん。
ほし: こう・・・なんだろう。その人がもってる属性で。
あそ: うん。
ほし: なんかちょっとこう距離をとったりとか、近づいたりとかってあるじゃないですか。
あそ: うんうん。
ほし: で、その、宗教を信じてる人に「ウッ」っていう感じが・・・あって。わたしのなかに。
あそ: あ〜なんかあるねえ。・・・・わかる気がする僕も。あると思うわぼくも。
ほし: ねえ、そうそう。・・・なんだけども、かといってこれまで生の信者さんに会って、そういう側面で話を聞いたりとか、なんか深く関わったりしたわけじゃないから。
あそ: うん。
ほし: なんか、じっさい関わることをしないと、あの〜、先に「ウッ」っていうところで止まっちゃうのはよくないんじゃないかなあって思って。
あそ: そうだねえ、うん。
ほし: だから、勧誘された時いろいろしゃべったんだけど・・・結局、話にはならず。
あそ: うんうん。
ほし: 終わりました。
あそ: うん。
ほし: というこの、苦い経験がさいきんあって・・・なあ。なんか、でも・・・なんだろうなあ・・・なんかね。その、大事な人とかが死んだりした時って。
あそ: うん。
ほし: う〜ん、なんか死んだから全部終わったってかんじはあんまりしないんですよ。
あそ: うんうんうん。
ほし: なんか、なにかしらがなにかしらなってるんじゃないかみたいな。
あそ: う〜ん。
ほし: なんかそういう風にかんがえることがあって。
あそ: うん。
ほし: なんか・・・・あそさんも、なんだろう。そういう、その〜、ある?そういうなんかもやもや〜っとした、宗教とも言い切れないけど、なんか自分のなかで、こう・・・・もやもや〜っと考えるもの。イメージみたいなやつ。
あそ: そうだねえ〜。イメージかあ。わかんないよねえ。まあ死んだらまあね。にっぽんじんだからね、まあ、輪廻転生っていうか生まれ変わる・・・のかなあ?っていうのは、まあ、ぼんやりと・・・あるよね。
ほし: ああ、ああ。
あそ: うん。「どうなるんだろうなあ〜」っていうぐらいのかんじだね。
ほし: そっかあ。
あそ: そのまんまキパッと死んだら終わりなのか。なんかあるのか。どうなんだろうな〜ぐらいだね。
ほし: ああ〜そうか。そうか。
あそ: うん。でもなんかね、霊的なものはなんか・・・あるような気がするから。
ほし: ふんふん。
あそ: なにかしらは、死んだ後もあるのかなあっていう・・・
ほし: ふんふん。
あそ: 気はするね。
ほし: ああ〜。その霊的ななんかっちゅうのは、たましい?みたいなやつ?
あそ: そうそうそうそう。
ほし: ああ〜ああ。ふんふん。
あそ: うん。
ほし: そうだね。う〜ん。・・・なんかうちのお母ちゃん。があの〜、おじいちゃん看取って、「亡くなりました」って言われた後。
あそ: うん。
ほし: 「死んじゃったね」っていって、すぐ終わった気にはなれなくって、まだいるかんじがしたらしいんですよ、おじいちゃんが。で、なんかその〜、亡くなる前は「足をさすってもらうのが気持ちいい」っていうふうに言ってたから。
あそ: うんうん。
ほし: さする手を、とめる気になんなかったんだよね。
あそ: う〜んうんうん。
ほし: なんか。
あそ: うん。
ほし: う〜ん、なんか、そんなかんじ?
あそ: うん、なんかあると思うわ。
ほし: なんかちっちゃい時とか。
あそ: うん。
ほし: 「死んだ人が自分のことを見てる」みたいな話、ときどきあるじゃないですか。
あそ: うん。
ほし: あれが本当だったら、自分のした悪いこととかぜんぶ見られてるとしたら「冗談じゃねえぞ」って。
あそ: (笑)うん、ちょっとはずかしいよね。こっちが死んだ瞬間さあ、「見、て、た、よ〜」って言われる(笑)
ほし: キツいね。
あそ: こわ(笑)
ほし: いやっすよね。
あそ: (笑)
ほし: そうそうそう。だからそれを意識しだしたら・・・
あそ: うん。
ほし: なにもできないなって思って、もうないということにしようと(笑)
あそ: (笑)
ほし: 決意した。けどそうかあ。あそさんが、なんかその〜、なんか信じてる人に、なんか「ウッ」ってなっちゃうかんじって、どこで・・・形成された?
あそ: 信じてる人に「ウッ」、ああ、そのね、宗教的なのね。
ほし: うん。
あそ: なんなんだろ〜・・・ああわかんないね。なんかそういうのが、そういうなんかに偏見・・・みたいなのが植え付けられてるんだろうねやっぱね。
ほし: ああ〜。
あそ: なんかね。
ほし: うん。
あそ: う〜ん。
ほし: ね。
あそ: だってあんまりいないもんね。身近っていうか。
ほし: うーんうんうん。そっか。
あそ: だからなんなんだろうね、これってね。
ほし: うん。わたしもなんか謎で、そこが。
あそ: あ、1回吸引する。(編注:あそさんは「しゅしゅしゅこ」でヘルパーさんの手を借り、定期的に痰をとる)

あそ: ああ、でも僕らの世代は、高校生の時にあの〜、オウム真理教の地下鉄サリン事件があったから、まあ・・・あの影響がデカいかなあ。
ほし: ああ〜なるほどね。
あそ: う〜ん。だからまあ、ね。そういうのは、危ないやつ、危ない感じだっていうのは、印象づけられたのかもしれんね。
ほし: う〜ん、うんうんうん。そうっすよね。わたしは、なんか・・・事件があった時はまだ・・・
あそ: まだ、ちっちゃかったっしょ。
ほし: まだピヨピヨしてたからよくわかんなかったけど。でも、その時に周りの人間が受けたインパクトみたいなのを、私が受け取ったのかもしれないですね。
あそ: うん、そうだよね。だからまあ、あの事件はおっきいよね。
ほし: ああ〜そうか。
あそ: うん。
ほし: なあ〜・・・う〜ん・・・むずかしいなあ。まあ・・・ここ最近いろいろあったから、あそさんの宗教観とか死生観みたいなものを聞いてみたいと思ってたんですよね。
あそ: うんうんうんうん。
ほし: その〜、なんか、ときどき、「わ〜生きててよかったぜ!」っていう時はあるやないですか。
あそ: うんうん。
ほし: あれのために生きてる。
あそ: うんうん。
ほし: だからなんか・・・あれがないまま。
あそ: うん。
ほし: 「自粛」つって。
あそ: うん。
ほし: 死んだら・・・(笑)
あそ: (笑)
ほし: ちょっとよくわかんないなって。
あそ: ああ、なるほどね、うん。
ほし: なんだろうなあ。あそさんは何を思う?
あそ: 僕が生きてる理由は・・・う〜ん、死んだら悲しむ人がいるから、かなあ。
ほし: ああああ、そうなんや。
あそ: うんまあね、すくない人数だろうけど・・・じっさいもう相方死んだ時ホントきつかったからねえ。
ほし: うんうんうん。
あそ: うん、この経験は・・・デカいかなあ。ほかの人にあんまり味わわせたくない。
ほし: ああ〜・・・
あそ: で、まあ僕が死んだら少なくとも、親とかは悲しいだろうし。う〜ん。で、前も、このあそどっぐとしてやってると。
ほし: うん。
あそ: なんか〜まあ応援してくれる人の中には、20何年引きこもってて。
ほし: へえ、うん。
あそ: ぼくの放送を見てる時だけが、なんか・・・あの〜・・・「生きてる実感が湧く」とか。
ほし: すげえ。すっげえ(笑)
あそ: そんなん言われたらさあ。ねえ。死なれんやん(笑)
ほし: 死なれんすね。すごい・・・!(笑)
あそ: うん。そんなん言われたら、もう・・・「重いわあ」みたいな(笑)
ほし: 根強いファンのレターが・・・
あそ: まああの、Twitterのダイレクトメールかな。
ほし: あ〜そうなんだ。
あそ: で、届いて。うん。
ほし: へえ〜〜。そうなんだ。
あそ: で、「ぼくは、こういう障害ある」って言って、「20何年引きこもってる」って言ってて、自分の写真と一緒に送られてきて。
ほし: おお。
あそ: 「おお・・・そうかあ」みたいな(笑)
ほし: すげえな。それ、すげえなあ。
あそ: うん、うん。
ほし: へえ〜・・・でもなんか、最強のファンですよね。
あそ: うん、まあありがたいけどね。うん、まあだから・・・まあ。ね。「元気でいなきゃな」って思うよね。
ほし: へえ〜、すげえ。すごいなあ。でもなんだっけ、自分のつくったものとかその〜、活動とか。
あそ: うん。
ほし: に、そんなん思ってもらえるってすごいっすね。
あそ: そうだね、ありがたいことだよね。
ほし: うんうんうん。
あそ: こっちはただ好きでやってるのにね。勝手にね、なんかね。うん、まあありがたいよね。
ほし: うんうん。へえ〜すっげえ・・・この、今聞いたファン以上のファンの話をわたしは今後聞くことがあるのだろうか(笑)
あそ: (笑)あるよ、やっぱり。いっぱいいるよ、そういう人は世の中。

ほし: そうかあ。そういやあそどっぐファンって、男女比どんなかんじなんです?
あそ: え〜っとねえ、YouTubeの、あれ・・・男女どっちが多いかってみれるのよ。
ほし: あ、そうなん。
あそ: で、グーグルアカウントで登録しているからだろうけど、で、え〜7割方が男性。
ほし: (笑)
あそ: うん(笑)
ほし: (笑)
あそ: 前まで、9割だったんだよ。
ほし: そうなんだ!?
あそ: 最近女性が追い上げてきて。
ほし: そうなんすね(笑)
あそ: でもねあの、前やってた「Pococha」っていう放送は女性が多いね、アラフォーが多かったかな。(編注:ライブ配信アプリ。あそどっぐは現在Pocochaでは放送していない)
ほし: (笑)
あそ: アラフォー&アラフィフ。
ほし: うんうん。
あそ: で、ちょっと病み系のアラフォー、アラフィフが・・・
ほし: へえ〜、興味ぶかい動向ですね。
あそ: うん。
ほし: へえ〜。その「最近」ちゅうのは、コロナ後?
あそ: いや、ここ1年ぐらいかなあ。
ほし: あ、そうなんや。
あそ: うん。ちょっとずつ、女性が増えてきてる。
ほし: へえ〜。よかったね。
あそ: うん、でもねあの、芸人としてはね、売れてくる流れではあるらしいよ。
ほし: ああ、そうなんや。
あそ: まずやっぱし男性にウケない人は、売れても単発で終わるらしくって。
ほし: へえ〜。
あそ: 男性がウケがあって、そっから売れるにつれて。
ほし: うん。
あそ: にわか女性がふえて・・・で、売れていくっていう話。
ほし: ああ〜。
あそ: そこで女性がふえて芸風を変えるとダメになるらしいんだわ。
ほし: あ、じゃ「チンコチンコ」言ってなきゃいけないんだ。
あそ: うん。これからも「チンコチンコ」・・・言っていかなきゃ。つらいわあ。(「ネタのお話 〜ラッコとアスリートとキリギリスと〜」)
ほし: (笑)へえ〜、そうなんや。
あそ: うん。
ほし: それってけっこう・・・おおきくって古い伝説なんですか?
あそ: うん、まあだいたいそうだね。むかしからそう言われてるよね。芸人たちではね。
ほし: はじめてきいた。
あそ: うん。
ほし: なるほど。へえ〜・・・でも、あれ、そっか、じゃあ始めた頃から、野郎ばっかだったんですね?
あそ: ホントはじめた時は・・・野郎しかいないかんじよね。
ほし: (笑)
あそ: (笑)
ほし: そうなんや。
あそ: うん。
ほし: なんかあそさん男子校とか好きそう。
あそ: ああ〜、そうかもしんないね、うん。
ほし: うん。
あそ: そうだと思うわ。
ほし: なんか男子校出身の・・・高校が男子校だったのかな?・・・の友達が「男子校すげえたのしかった」っていう話をしていて。
あそ: うんうん。
ほし: 「あの時にあまらかしていたすべての性欲を・・・『いかにバカなことをするか』っていうところに、みんなちからを注いでたからすごいたのしかった」っていう話をしてて。
あそ: (笑)うん、そうだね。うん。たぶんそれがね、ず〜っと続いてるかんじ(笑)
ほし: (笑)じゃ、性欲がなくなったら。
あそ: うん、それはもうダメだね(笑)
ほし: (笑)

次回、 「あそどっぐ、じつは引退しかけてた時のお話

あそどっぐ
1978年佐賀県生まれ。熊本在住。お笑い芸人。

あかほしあまね
1991年東京都生まれ。『コバガジン』のライター。

前回の記事はこちら 「ネタのお話 〜ラッコとアスリートとキリギリスと〜


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