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マイナンバーカードとは何か③

 公報ではマイナンバーカードに入っている情報は、

・名前
・住所
・生年月日
・性別
・顔写真

 とされているけれど、実際には、

券面に氏名、住所、生年月日、性別、マイナンバーと本人の顔写真等が表示されます。

マイナンバーカード総合サイト

 とあり、肝腎の「マイナンバー」という言葉が意図的に省かれているような印象がある。また、

マイナンバーカードのICチップ内には、「公的個人認証AP」「券面事項確認AP」「券面入力補助AP」「住基ネットAP」の4つのアプリケーションと、市町村等の行政機関が独自サービスを行うための空き領域があります。これらの中には、必要最低限の情報のみが記録され、税情報や年金給付情報等、プライバシー性の高い個人情報は記録されません。

総務省https://www.soumu.go.jp/kojinbango_card/03.html

 ……とある通り、ICチップ内には各種証明書と暗証番号、照会番号のほか日本国住民の共通IDでもある住民票コードも格納されており、ここにさらに空き容量の独自利用により、様々な個人情報が加えられることになる。

例) 社員証として利用。 …所属部署や階級、勤続年数、社員番号、社内のセキュリティ関係へのアクセス権限の有無、レベルなど。

総務省https://www.soumu.go.jp/kojinbango_card/03.html


 こうしたところを濁した公報では不安は増すばかりではなかろうか。

 こまかいようだが、「マイナンバーカード」が主述のねじれで「制度」になっているのも変。

 安全、便利で押し切るのは公報ではなく宣伝ですよね。

 そこに偏りがあればプロパガンダと言われても仕方ありません。

 マイナンバーカードは使い方さえ間違わなければ、セキュリティレベルの高い身分証明書として有効なのでしょう。しかしそれゆえに、正しい使い方がされてしまうと万能の身分証明書になってしまうという側面もあります。

 正式な端末を使用して本物のマイナンバーカードを使用すれば、杉並区の職員がやったような情報漏洩が起きます。

 その本物性を担保するのが今のところ顔写真データなのですが、これは顔写真加工アプリを通しても認可されます。

 この辺りに大きなセキュリティフォールが空いていないでしょうか。




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