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ここがよかった!オンライン会議などで使えるアイスブレイクを実際にやってみたvol.1

前回の記事で紹介したアイスブレイクを実際にやってみるとどうなるのか?初対面同士でやっても、本当に打ち解けるきっかけになるのか?色々気になりますね。だったら実際にやってみようということで、初対面の方々に集まって頂きZOOM上で行ってみました。今回協力してくれた方々はコチラ。

Aさん 20代 男性 大学生 
Bさん 30代 男性 会社員 
Cさん 60代 男性 環境団体所属 

行ったアイスブレイクは4つで、終了後に次の3つのポイントを五段階評価してもらいました。

①抵抗のなさ(ハードルの低さ)
②緊張の解れ具合
③ルールのわかりやすさ

今回、ファシリテーターは置かず、アイスブレイクのやり方についての説明をチャット欄に記載し、参加者にそれを確認しながら行ってもらう方法で進行。
年代も所属もバラバラで、かつ初めて会う方々がこのアイスブレイクを行うとどうなるのか?当日の様子をみてみましょう。

オンラインならではの気付き!? 「4マス自己紹介」

はじめに行なってもらったものはスタンダードな4マス自己紹介です。オンライン会議などにも慣れているのか、Bさんが進行するような形でアイスブレイクが進みました。紙に書き始めてから2分ほどで自己紹介がスタート。シンプルな内容なので、進行自体はスムーズで、記載時間を含めても、全体で6分ほどで終了しました。

それぞれ感想を聞いてみると、「簡単なので、アイスブレイクを行う前の内容でもよいかも」という意見が。同じように内容は簡単で行いやすいという声があった一方で、「一方的に話すだけなので緊張はほぐれにくいかも」「時間をかけるともっと緊張がほぐれるのでは」という感想もありました。また、書いた紙を見せる場面では使用したペンによっては見えづらい場面もチラホラ。

事前の準備や、参加者同士が打ち解けやすい仕掛けを工夫する必要がありそうでしたが、非常にシンプルな内容なので、時間をかけずにアイスブレイクを行いたい場面などでは取り組みやすいと思います。

【ここがよかった!】
・スタンダードな自己紹介で取り組みやすい

【ここはイマイチ】
・紙に書いた文字が見えづらい時がある
・出たキーワードの盛り上がり次第で、緊張のほぐれ具合が左右される?

【評価(参加者全体の平均)】
①抵抗のなさ(ハードルの低さ) ★★★★★
②緊張の解れ具合        ★★★
③ルールのわかりやすさ     ★★★★✴︎
所要時間:6分

シンプルだけど難しい!? 「共通点探し」

次に行なってもらったのは、ルールがシンプルな「共通点探し」です。こちらもルール確認で滞ることはなく、スムーズにスタートしましたが、なかなか共通点が見つからない場面も。ルールでは15個共通点を見つけてもらう予定でしたが、結果は8個見つかった時点で一旦終了。

終了後の感想では、「自己紹介で相手を知れていれば、もっと見つかりやすかった。例題があると探しやすいと思った」「相手のことを知らなすぎた。最初の自己紹介でもっと相手を知れていればと思った」という意見が。事前に共通点を見つけるヒントになるような仕掛けを入れると盛り上がるのではないかと思いました。

【ここがよかった!】
・シンプルなルールで取り組みやすい
・例題を明示するなど共通点が見つかりやすい工夫をするとなお◎

【ここはイマイチ】
・事前に相手を知る工夫が必要(共通点)
・目標とする共通点の数は少なめがよいかも

【評価(参加者全体の平均)】
①抵抗のなさ(ハードルの低さ) ★★✴︎
②緊張の解れ具合        ★★★
③ルールのわかりやすさ     ★★★★✴︎
所要時間:9分

盛り上がるかは運次第!? 「セブンイレブンじゃんけん」

ZOOMでは動きのあるアイスブレイクをなかなか行いづらいですが、その中でも行いやすい「セブンイレブンじゃんけん」をやってもらいました。ルールの確認に少し戸惑っている様子もありましたが、実際にやってみると一回で成功。

「シンプルでよかった」という感想があった一方で、「さらっと終わってしまい緊張がほぐれづらい」という意見も。ルールの部分では「じゃんけんという名前なのに、じゃんけんをしないので、名前を変えた方がいいのではないか?」という指摘もありました。オンライン上ではラグが生まれやすいので、その点もやや気になるところ。

【ここがよかった!】
・動きのあるワークなので、オンライン上では新鮮味がある

【ここはイマイチ】
・通信上のラグが気になる
・動きが見えづらいことがある

【評価(参加者全体の平均)】
①抵抗のなさ(ハードルの低さ) ★★★★
②緊張の解れ具合        ★★★✴︎
③ルールのわかりやすさ     ★★★✴︎
所要時間:1分

ワークありだと、どうなる!? 「流れ星」

最後に行なってもらったものは絵を書くワークがある「流れ星」です。10分の時間で3つのお題を発表しあえたので、スムーズに進んだ印象でした。

感想を聞いてみると…「絵を書くのが得意ではない」「抵抗はなかったが、絵が嫌いな人もいるのではと思った」とやや消極的な意見が。「相手が提示した絵に対するリアクションを考えてしまう(気を遣ってしまう)」という話しも。絵を書くことに抵抗がなさそうな方向けには良いですが、どのような方が参加するかによって影響を受けそうですね。

【ここがよかった!】
・オンライン上ではなかなか無いワークができる

【ここはイマイチ】
・絵を書くことに抵抗がある人に留意

【評価(参加者全体の平均)】
①抵抗のなさ(ハードルの低さ) ★★✴︎
②緊張の解れ具合        ★★✴︎
③ルールのわかりやすさ     ★★★✴︎
所要時間:10分(一つのお題で約3分)

今回はファシリテーターを置かず、参加者に一からルールを確認してもらいながら進めたということもあり、例題があった方がよいことや、ルールの確認にやや手間取る場面などもあったので、サポートが無い場合はシンプルな内容のアイスブレイクを行ったほうがベターな印象でした。

…しかしこれはまだ一例。いくつか実施した中で新しい気付きもありましたので、次回の記事でお伝えしたいと思います。

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