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カンボジアへ家を建てにいく

どうも、こんにちは。

今日はカンボジアへ家を建てにいった話をします。いや、家を建てたこと以外にもカンボジアでの体験を話します。どんな団体として行ったのかは1つ前の記事を読んでいただけたら分かると思います。

一応ボランティアとして18人のチームで行っていて、旅ではないのでおもしろエピソードとかはありません。あるにはあるけど身内ネタなので省きます。


カンボジアへは11日間行きました。滞在場所はプノンペンとシェムリアップです。
中2以来の海外だったのでドキドキ、ワクワクでした。空港に到着して、迎えのバスに乗って道を出たらすぐ渋滞。もう交通網がカオスでしたね。これぞ東南アジアと言わんばかりのバイクの多さ。中には1つのバイクに4人乗ってたり。この中に秩序はありません。そうして、ホテルに着きました。ハビタットが用意したホテルなだけあってめちゃ綺麗。屋上にはバー付きのプールもあります。少し休んだら夜ご飯を食べに行きます。この日はイオンのフードコートに行きました。移動で使ったのはトゥクトゥク。台車をバイクで引く現地の移動手段。みんな初めて乗るトゥクトゥクに大興奮でした。イオンに到着するとまたびっくり。イオンがばかでかい。日本のそこらにあるショッピングモールなんかより断然豪華なイオンでした。初日はこれで終了。

2、3日目は主にプノンペン周りの観光をしました。Killing fields 、トゥールスレン博物館では、過去の大量虐殺の歴史の一部を見ました。これを見た当時はあまりこの歴史を知らなかったのですが、ポルポト政権によって、当時の人口の1/4もの人が殺されたと推定されているそうです。これが40年ほど前の出来事。大昔の話ではありません。他にも、博物館や王宮にも行きました。これらは正直退屈でしたね。ガイドさんが一生懸命説明してくれるんだけど1個1個の話が長すぎて、、。セントラルマーケットというかなり大きい現地のマーケットにも行きました。お土産とかは大体ここで揃います。東南アジアのマーケットの醍醐味であろう値切りも初挑戦でした。実は自分このマーケットで人知れず迷子になりました。方向感覚はある方で大人になってから迷子なんかなった事なかったのに迷子になりました。というのも、形がこんなになってまして↓。

出口が4方向にあって4方向に対称な形なんですよ。それで店も似たようなものばかりで見分けがつかない。しかも、規模もかなり大きかった。1人にならないようにって言われてたんだけど、おばちゃんと値切り交渉してるうちにみんな居なくなってて。ひどない?集合時間も迫ってて集合場所に戻ったらみんながいない。違う出口に出ちゃったんですね。それで違う出口に行くとそこにもいない。3つ目に行った出口にやっとみんないました。まじであせった。めっちゃ走りました。今なら別に慌てる必要ないのにって思うけど、海外慣れしてない当時は急に知らない迷路みないなところでみんなとはぐれたらそりゃープチパニックですよ。

そして、4日目からいよいよ家づくり開始。
場所はプノンペンから車で1時間ほど走ったところ。周りはほんとになにもなくて荒野って感じでした。

これは作業2日目かな。1日目は基礎づくりで砂をひたすら運びました。そして基礎を終えたらレンガで壁をたてていきます。現地の大工さん的な人がやり方を教えてくれます。英語も通じないので身振り手振りでみて学ぶ。日本語を学んでいるカンボジア人が2人いてその人達が助けてくれもしました。どんどん作業を進めていって作業5日目で自分達は終了。結果家は完成しませんでした。

自分たちが帰った後、現地の大工さんが屋根をつけて壁を塗って完成した報告を受けました。
悔しいですが、大学生だけではできない部分も時間も限られもするのでしょうがないですね。

お昼ご飯はここから少ししたところにやや栄えた場所があり、そこで毎回食べていました。栄えているといっても屋台のようなものばかりでしっかりした建物は建っていません。店は、ハンモックカフェ。としておきましょう。

こんな感じ。なかなかいけます。
ご飯は可もなく不可もなくってところ。自分はここで出るカレーみたいなのが好きでした。結構お腹壊す人がいましたが、自分は全然大丈夫でしたね。働いて疲れてたのでばくばく食ってました。食後にすぐ横のハンモックでだらけるのがこれまたいい。この時間が何気に幸せでした。カンボジアってともかく暑いんですよ、そんな中の日陰がすごく気持ちいい。しかも、ハンモック。最高かよ。

ご飯食べた後リフレッシュがてら近くの山に登った日がありました。ウドン山と言っていました。てっぺんにお寺があってそこからの景色が美しくて忘れられません。なんであの時にカメラをやっていなかったのか、それが悔やまれます。

地平線が見えて、どこまでも広がっていく景色が素晴らしい。秘境と言っていいのかな、これは穴場ですね。


そんなこんなで家を建て、8日目にシェムリアップへバスで移動。これが結構時間かかるんですね。アンコールワットのためだけにプノンペン、シェムリアップ間を往復します。アンコールワット見ずしてカンボジアを去るなということでしょうか。しかし、アンコールワットはそれほどの価値はありました。定番だけど遺跡の中ではトップクラスに素晴らしいです。余談ですが、アンコールワットをグーグルマップで上から見るとすごいんですよ。きれいな長方形になっています。地上にいると全く気づかないんですが、実はこれがすごい技術。昔の人はどうやって直前を測ってたんですかね。アンコールワットはアンコールワットだけではありません。周りにも素晴らしい遺跡がたくさんあります。顔がたくさんあるアンコールトム、木が遺跡を押しつぶしているタプローム遺跡。これらは本当に一見の価値ありです。もう一回行きたいな。

これにてこのプログラムは終了。
このプログラムの魅力やらなんやらはいくつかありますが、やはり一番は生のものを見れること。写真、映像、言葉だけでは分かり得ない情報がたくさんあります。特に、カンボジアの貧しい人の生活を見る、声を聞くことは普通の旅ではできないことなのでそこが1番の強みなのかなと思います。チームで行けることも魅力ですね。チーム内で感じたことの意見交換ができます。自分の手が届かなかったところ、自分が気づかなかったことを仲間がやってくれています。それを教えてくれる。

けれども、チームで行くことの欠点もあります。チームなので基本団体行動です。リーダーでもないと責任がほぼありません。自分がやらなくても誰かがやってくれます。ひとつ自分にとって衝撃だったのが、アンコールワットの入場料が4000円以上することを最近知ったこと。めちゃ高くないですか?それを最近まで知らなかった。チケットなどのお金の管理は一部の人でやってくれていました。実際行ったはずのに自分での行き方もチケットの値段も知らない。その無知さに軽く絶望しました。実は何も得られてないんじゃないか、責任を持たなすぎた。何もしなくてもなんとかなっちゃう。それがチームの怖いところですね。そう思うとやはり1人旅は強い、全て自己責任、自己判断。自分を変えるには1人が効果的。まあ、場合によりますが。人の影響を受けるのも大事ですね。ここではとりあえず、どっちもやるのが1番としておこう。

総合的に大満足してます。だから、2回も行きました。あ、この後に同じプログラムでミャンマーにも行っているんですよ。いつもと違う環境に身を置くことで何かのきっかけになる、かもしれない。絶対ではないです。ただ、ちょっと後悔。受け身になりすぎました。

もうこの経験をして2年が経とうとしています。こうやってnoteを書いたりして、昔を思い出したりして自分と向き合っていくと明らかに意識が変わってきていることを感じています。変わり目は確実にこのカンボジアでの経験です。自分の人生にやっとエンジンがかかった気分です。
まだ進み始めて間もない、進むべき方向もわかってません。今時間がたくさんあって、考えているけど自分がどうしたいのかわかりません。とりあえず、今出来ることを全力でやる。旅人が言っていました。自分もそうします。



なんか途中から何が言いたいのか分からなくなっちゃった。

まあ、いっか。
読んでくれた方、ありがとう。


2020/4/20
こばちゃん


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