(まさか)Hip Hopに気付かされた、子育ての幸せ
皆さん、Hip Hopにはどんな印象がありますか? 「悪そうな奴は大体友達」的な、ギラギラ・オラオラ感でしょうか? というのも正直、私はそんな印象を持っていました。しかしある曲に、子育てのみならず、日常に対しての見方すらも開眼させられたのでした。
きっかけはYouTube
Youtubeがやたらお勧めしてきて、つい最近ZORNというラッパーの「Letter」という曲を知りました。発表は2016年と、けっこう前のようです。
聞く前は「そういえばこの人、アメトークの『ラップ大好き芸人』でも紹介されてたな~」程度の認識(ファンの方、すみません)でしたが、YouTubeでの再生回数は300万回越え。コメント欄も、熱いメッセージで溢れています。気になって再生してみました。
ピアノの綺麗なメロディと「初めて会った日 俺がまだ、パパじゃなかった日」という歌詞から始まります。
ギラギラ・オラオラ感はゼロ。
どうやら「血の繋がっていない娘さんに手紙を綴る」というストーリーのようです。
曲が進むにつれ、赤の他人から父と娘になっていく様子が落ち着いたトーンで綴られていきます。
そこで「たまたま自分の場合は子どもが産まれた時から親子関係が始まったけど、人生の途中から始まるケースもあるんだよな」。など、色々なことに気付かされます。
そして私が最も心を揺さぶられたリリックが、
「あとどのくらい風呂にはいれる あとどのくらい隣で寝れる あとどのくらい髪に触れる あとどのくらい手をつなげる」。
普段子どもと生活する中で「当たり前」のことや、時には「(正直他のことしたいけど)やらないといけないこと」だったり。
でもそれらはきっと10年も経たないうちに終わりを迎える「今だけ」のことなんですね。
全ての「今」は当たり前じゃない
そう考えてみると、子育てだけでなく、全ての「日常」に対して見方が変わったような気がしました。
奥様が作ってくれるお弁当、金曜の夜には私の好物の餃子を作ってくれること。
仕事があること、家があること。そしてやっぱり、家族が一緒に健康でいること。
もし、子育てや日常に行き詰まりを感じている方がこの曲を通じて少しでも前向きな方向に向かえれば、何だか嬉しいです。
ちなみに曲では、ZORNさんから娘さんたちへ、将来に対するメッセージも綴っています。涙腺が弱い方は、少し準備が必要かもしれません!
※トップ画像はみんなのフォトギャラリーよりわたなべさんの作品です。ありがとうございます!!
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