娘の気まぐれ「頑張ってね」はタウリン1万ミリグラム ~玄関でのやり取り~
皆さんは朝、玄関でどんなやり取りをしますか? 娘が気まぐれに発する「頑張ってね」が凄く嬉しくて、改めて考えてみました。
【見送り編】絵本をマネて声掛け
玄関でのコミュニケーションには、2つあります。見送ることと、見送られること。
我が家の場合、小学二年生の息子が一番に家を出ます。いつも玄関で元気よく「行ってきますタッチ」をして見送っていました。
ある時、子どもと絵本を読んでいると、気になる言葉が。みやにしたつやさんの『おかあさんだいすきだよ』。子どもの目線で「こういう言い方してくれたら嬉しいな」というやり取りが描かれています。
「ママは出掛ける時『急ぎなさい、遅れちゃうでしょ!!』と言うけど、『いっぱい楽しいことがあるといいね』て言ってくれたら、もっとお母さんのこと大好きだよ」(要約)
これを読んで気が付きました。それまでは「元気に見送ろう」としか考えていなかったのですが、
「これから始まる子どもの一日に楽しいことがたくさん起きるなら、親としてこんなに嬉しいことはないなあ」と。
それ以来「行ってきますタッチ」に加えて「良いこといっぱいあるといいね!」と声をかけるようになりました。
息子も何だか嬉しそうな様子。今では父子の定番になっています。
【見送られ編】娘の気まぐれ「頑張ってね」の効果
私が家を出る時、娘は朝ごはん中です。「行ってくるよ」と声をかけても「うん」「行ってらっしゃい」などと淡泊なリアクションが返ってくることが多く、奥様と顔を見合わせて、苦笑いしながら出掛けます。
ただ、時々何の気まぐれか「父ちゃん、頑張ってね!」と応援してくれます。
これが、想像以上の効果で笑
これまでの人生ではだいたい、「頑張って」と声をかけてもらうと「ありがとう」と返していました。応援してくれたことに対する感謝の気持ちが強かったのです。
ところがなぜか娘に「頑張って」と言われると「よし、頑張ろう!」と思うのです。
「頑張る」という気持ちに、直接効いてくる。
なんだか薬のキャッチコピーみたいですが、タウリン換算なら軽く1万ミリグラム超えで、足取り軽く仕事へ向かえるのです。
ひと言の効果
身をもって娘からの「頑張ってパワー」を実感したことで、改めて自分が見送る時に気持ちを込めてるようになりました。
私の場合、たまたま絵本で自分の感覚に「ハマる」フレーズに出会ったことがきっかけでした。既にそういうフレーズを持っている方はもちろんそのままで良いと思います。
もし「なんとなく声をかけていたな」という方がいれば、身近な人に「どんな一日を過ごして欲しいかな」と考え、それを言葉にしてみては??
良いフレーズに出会えれば、それを言うだけ、たった数秒のことで、身近な人の素敵な一日に貢献できる。
最近は、そう考えることで、自分自身にも良い影響を及ぼしている気がします。
気分が乗らない朝、足取りが重い日こそ、思いを込めた声掛けを試してみてはいかがでしょうか。
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