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家庭内役職、ヨーグルト担当監督 ~ヨーグルトよありがとう~

妻と息子は野菜売り場へ、娘と私はヨーグルト売り場へーー
我が家のスーパーでの買い出しは、二手に分かれるのが恒例となっている。

息子はイチゴやアロエ、娘はプレーン、私はブルーベリーや限定品を好み、妻は気が向いた時に食べる。私は家庭におけるヨーグルト担当監督として、各自の好み、消費量に加えて値段、冷蔵庫の在庫、賞味期限のバランスを配慮し、どれを購入するのかを決断する。自慢じゃないが、なかなか絶妙な采配を振るっていると思う。

我が家におけるヨーグルト

子どもたちは、食事の始めにヨーグルトを食べる。彼らにとってはスタートの合図なのだろう。対して私は食後のデザートとして食べる。食事の量が少し足りないかな、という時もヨーグルトで辻褄が合う。

今日も朝からヨーグルトを食べる子どもたちを見て、「よしよし、計算通りに消費されているな」と心の中で呟く。PDCAでいう「チェック」のフェーズだ。

前述の通り色々な味を買い揃えているので、その時の気分に合わせて選べるのも楽しかったりする。子どもが普段食べない味を選ぶと、気になって理由を聞いてみる。ヨーグルト担当監督としては、戦況の変化に迅速に対応する必要がある。

需要の予想を外すと、様々なことが起きる。在庫が無くなると子どもからはクレームを浴びるし、逆に余りそうな時は賞味期限が切れるまでに食べきることが目的になり、楽しめなくなってしまう。必要なものを、必要なときに、必要なだけ届ける「ジャスト・イン・タイム」を実現するのが、監督の仕事だ。

ヨーグルトの高い汎用性

ヨーグルトの出番は食事の時だけでなく、おやつ代わりや、食事代わりのこともある。ちょっとした時にサッと食べれて汎用性が高く、かつ何だか体に良さそう。そんな理由で、我が家においてヨーグルトは必要不可欠な存在だ。そしてそんな存在に関し全権を与えられている私も、必要不可欠ということになる。

と、このように家庭ではほぼ戦力外の私も、「ヨーグルト担当監督」という任務を与えられることで居場所を確保できている。「役職が人を育てる」というが、間違いない。ヨーグルトは体に良いだけでなく、家族にも(父にも)良いのかもしれない。

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