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「やりたいこと」と「できること」

会社や仕事のことを例に挙げるとわかりやすいが、「やりたいこと」と「できること」は全くの別物だ。
「やりたいこと」のために「できること」を増やしていくということは誰もが考えつくし、そのために今でも通勤電車で本を開いて勉強する人、podcastを聴きながら学ぶ人、業務終了後にスクールに通う人、様々だ。

「やりたいこと」を実現するためには、それに必要なスキルを集めていくイメージだ。将棋に例えれば、勝つために、相手を追い詰めるために必要な駒をひとつずつ手に入れていくということだ。
ただし限られた時間で、これらのスキルを効率良く獲得していかないといけない。場合によってはそのスキル獲得に時間がかかるものだってあるし、お金が掛かったり、経験が必要だったりすることもある。

だからその「やりたいこと」を分解して、かつ優先順位付けをしてどうやって進めていくのか、自分ひとりだけのプロジェクトマネジメント能力が必要になってくる。

ふだんの業務、仕事でも多くのタスクをこなすためにToDoリストを活用している人もいるだろう。まさにこの考えだ。
私はある時期、ノートやExcelでToDoリストを管理していたことがある。ここでのポイントは仕事・プライベートと分けないことだ。分けないことによってそのタスクの本当の価値、優先順位が明らかになってくる。
極端な話だが、通夜・葬式に行くよりも商談に行くべきなのか、そういうことも一元管理することでわかってくる。

子供なら「欲しい、欲しい」を連発して駄々をこねるだろうが、我々大人はそういうわけにはいかない。
「やりたいこと」、別の言い方をすれば「夢」を実現するためには、その対象を真剣に分析し、自分の実力を照らし合わせて自分なりのmitigation planを策定し実行することが必要十分なアクションだ。ただしplanは作りっぱなしではなく、絶えずPDCAを回しながら最適化することもお忘れなく。

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