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背中を押せる人になるために

こんにちは、kohです。

さて、今回も飽きもせず、就活絡みで起こった出来事について書いていきたいと思います。

それでは、いきます!

人生の先輩との面談

先日、内定辞退の際に、仲の良かった社員さんが急にドライになったことを書かせていただきました。
「捨てる」勇気のない私は、「せっかくなら今後も仲良くしたかったのに、、」とこの広い世界の中で運命的にご縁があった人とこんなに簡単に離れてしまうのかと、悲しい気持ちになっていました。

しかし、後日、書いた企業とは別の会社の役員の方からわざわざご連絡をいただき、一度直接話したいと言われました。(全然関係ないですけど、もはやzoomなどのテレビ電話は直接話すと表現されるようになっており、電話というものの認識がここ数ヶ月で変わったように感じます)(その場にいなくても、リアルタイムで声を交換し合うことが"直接"と表現される世界になる?)

私は、強い引き止めではないにしろ、その会社を選ばなかった理由などを深掘りされるのかな、と思いながらもこんな若い頃に役員の人とお話しできる機会なんてそうないですし、逆にこちらから社会人の心得でも聞いてやろうかぐらいの気持ちで電話に臨みました。

しかし、実際に話してみると自分の想像とは全く違う方向に話は進んでいきました。

私の現状を聞いて整理してくださり、色々なことを伝えてくれたのですが、まとめますと、その役員の方は他社に行く自分の背中を押してくれたのです。
どうやら、辞退をする際にあまり歯切れが良くないと人事の方が感じ、そのことについて役員の方に話したのがきっかけでこの面談がセッティングされたようなのです。

いや、逆にそんな歯切れよく断れるやつおる?と思わなくもないですが、自分の場合の歯切れの悪さは自分の決断に自信が持てないところから来ていたと自分でも思っていたため、図星を突かれたような気分でした。

そんな自分を見かねて、役員さんは「でっかいところでチャレンジする権利も、そこで成功する能力も十分にある君の未来を、自分の会社に入ってほしいというただ一点で奪うことはしたくない。頑張ってこい!」と、背中を押してくれたのです。

こう言ってはなんですが、内定を出したからには企業は自分にぜひ入社してほしいと感じているに決まっています。
そんな中で、自分の会社を少し下げることになったとしても私の選択を応援してくれる、そんな出来た人間って本当にいるんですね、、!
(むしろ、ここで「そんなことを言ってくれる人の下で働きたいからやっぱり御社にお世話になりたいです」なんて言ったらクッソ怒られてた気がします。笑)

それ、本心で言ってるの?

もしかしたら、これは、綺麗事を言うか言わないかの差なのかもしれません。それは本心ではないのかもしれません。それは誰にもわかりません。だからこそ「信じたいものを信じれば良い」のです。
たとえそれが口だけであったとしてもその言葉に自分は実際に救われ、自信を持って前に進むことができるようになりました。

人のための嘘、ハッタリ

そう考えると、言葉って本当に大事だなあとそう思うのです。昔読んだ本に、「言葉はその人の生き方を表す」と書いてあったのですが、それを読んで私は、
「正しい生き方をしていれば良い言葉をかけることができる。たとえ伝える力そのものを鍛えていなかったとしても。」
このように、理解をしておりました。
自然と、知らないうちに良くなってるって感じですね。
でも、実はその伝える力も含めての"生き方"なんだと思います。正しく生きること、自分に正直に生きることはもちろんのこと、その場その場で相手がどんな言葉をかけてほしがっているのか。そんなことを意識しながら生きていくことで言葉は力を増していくのだと感じます。
だから、嘘だって、ハッタリだっていいんです。それが相手のためになるなら。

声かけで、ひとの背中を押すことができる人間になりたい。そのために"生き方"を常に省み、生きていきたい。そんな風に思わされたエピソードでした。

やっぱ伊達に年齢重ねてないよなー。
どうしたらあんな人間になれるんだろう。

その答え合わせのため、落ち着いたらとりあえず、その人と呑みにいってきます。笑

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