見出し画像

子育てで参考になった本3選+1

前回記事でも書きましたが、子育ては何が正解か全くわからないので、なんとなく世間一般的なルールや多数派の意見に流されてしまいがちです。

でも、たまには自分や家族の行動を振り返って、どうあるべきかを考えることがとても重要だと感じています。

その際の指針として、友達や近所の家庭、SNSだけを参考にしないよう、そして知見を広げるために、ビジネス書と同じような位置づけで定期的に子育ての本も読んでいます。

今日は最近読んだ本の中でこれは!と思ったものを3つ紹介します。

1.麹町中学校の型破り校長 非常識な教え

この本はもう、衝撃的でした。子どもを育てている親には全員読んでほしいと思うほどの名著です。

この中学校の最上位の目標は自立した子どもを育てることで、手段に過ぎないルールや宿題などは、子どもの主体性や意欲を奪うので撤廃する、という方針をかかげています。

さらに、協調性さえも目標を達成するためのひとつの手段と捉えています。みんなと仲良くやって目標達成できないことと、意見を押しきってでも目標を達成すること、どちらがよいかということも問われています。

これってなんか、会社の話みたいですよね。でも、これが実社会で自律的に生きるときに重要なことだと思います。大人はみなこのルールの中で戦っているのですから。

社会からかけ離れた学校の中だけで通用するルールや攻略法ばかりを学んでいたら、テストで点は取れても実社会に出たら通用しない。
社会に出たらゼロから学びなおしというのは確かに冷静に考えるとおかしな話です。

価値観の違いがあるのはあたりまえ、
そこから対立が起きるのはあたりまえ、
それを大人が都度仲裁していたら、子どもの主体性はどんどん失われてしまいます。
むしろ、その対立をいかに解決させるかを子ども自身に考えさせ、行動させることがとても重要だと思いました。

中学校の話なので、小学校の息子に対してそのまま適用することは少し難しいですが、このタイミングで本質的な子育て論に触れることができたのはとてもよかったです。

子どもも親も突然変わるのは難しいので、目的を明確にした上で時間をとって家族で話していきたいです。

2.オトンが子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない

父親からするとタイトルからして悲しくなるw
日々忙しい中で子どもとあまり遊ぶ時間がとれないという父親には是非読んでほしい本です。

当たり前ではありますが、子どもはいずれ成長し、親と過ごす時間は徐々に減っていきます。
後になってからあのときもっと遊んでおけばよかったという悲しい後悔をしないために、子育てをしている時間はとても貴重な時間であると気づかせてくれます。

本の中で是非真似してやってみようと思ったことを一部紹介します。

やっといたぜ発表
家族全員で、今日みんなのためにやったことがあれば発表し、皆がそれに「ありがとう!」というものです。またやりたい、もしくはもっとやりたいという自発的な気持ちを生むと思いました。

自宅で待ち合わせて映画を一緒に見る
「映画鑑賞会を〇月〇日何時から開催します!」というようなイベント化して、それに合わせて皆で準備するというものです。「あ、こんな準備もしてくれたんだ!ありがとう!!」というような意外な一面なども見れたら、最高ですね。

パパと子どもの旅行
子どもと一緒に計画や準備して、たまには男同士でお出かけをする。他に誰もいない状況でも楽しんでもらえるのかと心配になりますが、こういった状況にすることで、2人で話す機会やこんなに成長したのかと感じるシーンがたくさん得られるのですね。


一冊目とは温度感の違いが大きいですが、あまり気負わずに、子どもとの時間を楽しもうというのがこの本で一番伝えたいことだと思います。

親が楽しんでいれば子どもも楽しいんです。是非今週末は子どもと一緒に計画を立てて、遊びに行き、最高の思い出を作って来てください。

3.子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ

子どもとの会話がうまくいかないのは「コツ」がわかっていないため。この本は、子育てでよくある会話がうまくいかない事例とその解決策を丁寧に教えてくれます。

事例が豊富ですし、説明がわかりやすいのでスラスラ読めてしまいます。母親視点で書かれていますが、もちろん父親も真似できます。

こちらも私が真似したいというものを一部紹介します。

気持ちを受け止めてから4W1Hで事実を聞く(なぜ?は責めるニュアンスがあるので使わない)

時間の感覚を身に着けるために一日のスケジュールを立てる(子ども自身に決めさせる)

・子どもの「これ買って」は真っ向から否定しない(受け止めたうえで理由を聞く)

・言ってほしくない言葉を連呼するときは、家では一緒に楽しんで、外では無反応(人を傷つける言葉ではないので、あまり気負いすぎないよう。期間限定と思って楽しむのもあり。)

・いじめられていることが分かったら、一緒に戦おうという意思を見せる!
あなたを愛しています→ずっと続くわけではない→逃げることは卑怯ではないという順番で伝える。


知識としてもっておけば、実際にそのシーンに遭遇したときに落ち着いて対応ができるので、是非何度も読み返して見てください。

特に最後のいじめの件などは、知識としてあるとないとでは大違いかと思います。知識ゼロでは、親が慌ててしまいます。

親に相談してくれるような関係を普段から構築しておき、さらに有事の際に適切な態度と行動をとれれば、きっと子どもの今後の人生に大きなポジティブな影響を与えられると思います。

おまけ:沼にハマってきいてみた(NHK)

本ではないのですが、最近見たテレビでとてもよかったものも簡単に紹介しておきます。

この番組では何かにどハマりし、プロ顔負けの知識やスキルを持った小中学生や高校生にスポットを当てて、その特技(というかもはや神業)を紹介しています。

自分が好きなことに全力で取り組み、とても楽しそうな姿を見ていると、子どもってすごいな!とあらためて思います。正確には、子どもというか、一人の人間としてもすごいと感じます。もう、年齢ってあまり関係ないですよね!

人生100年時代を自分らしく、楽しく生きていくためには、子ども自身がやりたいことを見つけ、親は余計な口出しでなく、子どもを信じて全力でサポートしていくべきなんだとあらためて思いました。

まとめ

子育て関係の本とはいえ、ビジネスにも通じるところが多いと感じました。仕事での経験を積極的に子どもにも話し、こんな社会で親は頑張っているよということを理解してもらうのもよいと思います。

また、成功体験だけでなく失敗体験も伝えて、リアルな社会を教えるとさらによいかも知れませんね。
失敗にも負けずに頑張っているパパ、かっこいい!と言ってもらえるよう、引き続き精進します。

次回は転職と働き方について書こうと思います。
(週末は子どもとの時間を大切にするため、お休みします。釣りを楽しんで来ます!!)

それではまた。

Twitterもやっているので、よければフォローしてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?