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【再生栽培②】元手ゼロ円で育てたネギを食べてみたい!

 以前、生き物としての植物を改めて観察したいという目的と、元手なしにネギを食べてみたいという欲求から、ネギの再生栽培に初挑戦した旨の記事を投稿しました。栽培をスタートしてから、約一ヶ月が経ち、再生栽培のネギ、名付けて『ねぎぃ』が大きく成長したのでご報告します。

 栽培開始から約10日が経過したねぎぃは、中央部の緑部「葉身(ようしん)」がひょこ、と頭を出したような成長具合でした。ここからぐんぐん伸びて、最終的に立派な根深ネギになるのだと予想できました。

約10日目のねぎぃ

 約12日目あたりで、ぴょこん、と脇からまた別の葉身が伸びてきました。それはまるで寝癖みたいで、発見した時はちょっとかわいげを感じました。この葉もまたどんどん伸びていくんだと思って、楽しみが増えたような心持ち。ここで最初に伸びた葉身を「ねぎ兄」、後から伸びた葉身を「ねぎ坊」と名付けます。

約12日目のねぎぃ(ねぎ兄とねぎ坊)

 約16日目になると最初に伸びてきた「ねぎ兄」よりも、後から伸びた「ねぎ坊」の方が成長が早いことに気づきました。なにより、白い根元部分がぐじゅ、と崩れてきたのでかなり焦りました。水の量が多かったのか、それとも水替えの頻度が多かったのか、原因はわかりません。このあたりから、1日2回の水替えを、天気の具合をみて1回にしてみたり、一度に入れる水の量を少し減らしたりしてみました。

約16日目のねぎぃ(ねぎ兄とねぎ坊)

 約20日目では、最初に伸びた「ねぎ兄」の成長はすっかり止まり、後から伸びた「ねぎ坊」の方がぐんぐん伸びて、枝分かれまでするようになりました。成長中だからといって、この「ねぎ坊」はぜんぜん太くなる様子がありません。芽ネギみたいな細さのまま、ただひたすら伸びていく感じです。この新しく枝分かれした葉身を「ねぎ小坊」と名付けます

約20日目のねぎぃ(ねぎ兄とねぎ坊とねぎ小坊)

 そのたった2日後、約22日目にして、一番後から伸びてきた「ねぎ小坊」が「ねぎ坊」よりも早いスピードで伸びてきました。「ねぎ兄」はすっかり「ねぎ坊」と「ねぎ小坊」に比べて勢いが落ち、くたびれているような雰囲気を醸しだしています。

約22日目のねぎぃ(ねぎ兄とねぎ坊とねぎ小坊)

 そして、約30日目の現在、ねぎぃの成長はもはや「ねぎ小坊」の成長といっても過言ではない状態となりました。おそらくこの後もひたすら「ねぎ小坊」が伸びていくものと予想されます。20cm超のその長さは、もう食べ頃といってもいいのではないでしょうか。

約30日目のねぎぃ(ねぎ兄とねぎ坊とねぎ小坊)

 ただ……根本部分がぐじゅぐじゅになってしまっているのと、「ねぎぃ」やら「ねぎ小坊」と日々呼んで朝晩水替えをしてしまったので愛着がついてしまったため、とても食べにくい状況にあります。食べてしまえばもう、次またちゃんと生えてきてくれるかもわかりません。

 さて、どうしましょうか……。この記事を書きながら、未だその答えが出せずにいます。

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