自由研究アイデア〜プラごみ問題編〜
プラごみ問題を題材とした、自由研究のアイデア1点公開します。
【対象】
小学5〜6年生を想定していますが、3〜4年生の先取り学習としても、中学生の振り返り学習としても活用できる自由研究アイデアです。
【注意】
あくまでもざっくりとしたアイデアですので、本記事をそのまま使用するのではなく、本記事の内容を踏まえて「もっとこうしてみよう!」「こうしたらどうなるかな?」と考えながらアイデアを活用していただけると幸いです。
【アイデア内容】
◯買ってきたお弁当のふたで花づくり
【本自由研究アイデアのねらい】
・プラごみも性質を知れば、遊び道具に使えるということを知ってもらう
・プラ板として扱える素材と使えない素材を比べて、何が含まれているのかや、その成分がどういった影響があるのかを考えてもらう
【必要なもの】
・コンビニなどで買ってきたお弁当のふた(ポリスチレン製)
・厚紙 ・定規 ・ペン(油性) ・アルミホイル ・テープや接着剤など
・オーブントースター(またはトースター機能のある電子レンジ)
【方法】
☆まずはお弁当のふた1つから、どれだけの大きさの花びらが切り出せるかを調べます
①お弁当のふたのたてと横のサイズを測ります。
②そこから花びら(六角形)5枚分を切り出すのに、花びら1枚あたりの大きさを決めます。
☆お弁当のふたから型を切り出します
③大きさを決めたら、厚紙にそのサイズの花びらを下書きして、切り出します。
④切り出した厚紙を使って、お弁当のふたに型をとっていきます。
⑤お弁当のふたから型を切り出します。
⑥アルミホイルに乗せて、200℃予熱しておいたトースター(トースター機能付き電子レンジ)で熱します。
⑦熱せられた型が縮んできたタイミングで取り出し、冷まします。(やけどに注意)
⑨あとは花びらをテープや接着剤でくっつけて花の形にします。
(型取りの段階から花の形にしてもOK! ただ、花びらで分けて型取りした方が、1枚1枚に変化がでてより花の雰囲気がでると思います)
【アイデア活用事例】
・テーマ:プラスチックを比較して花づくり
・調べ方・作り方:プラスチックについて調べて、お弁当のふたで花をつくった
・結果: プラスチックにはお弁当のふたに使われている「熱可塑性」と、フライパンの取手などに使われる「熱硬化性」に分けられ、リサイクルのしやすさにも違いがあることがわかった。ポリスチレンは熱すると、×××cmだった型が約×××cmまで縮んだ。熱せられた型は外側が反り返って縮むことが観察できた
【工夫のポイント】
・ポリスチレン以外にプラスチックにはどのような製品があり、どういった性質があるのかを調べてまとめてみましょう
・どうして「プラスチックは環境に悪い」といわれているのか調べてみましょう
参考文献など
・学研教育出版(編)『まとめ10分レポートつき 自由研究 小学生』学研 2015年
・インフォビジュアル研究所(著)『図解でわかる 14歳からのプラスチックと環境問題』太田出版 2019年
・自宅で遊べる! お弁当の蓋を温めてみよう(ポリスチレンの不思議)【理科】
https://phys-edu.net/wp/?p=35313
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