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月刊ことうこと 9月号

こんばんは、小藤琴です。
最近は急に秋ですね。いつももうちょっと残暑していませんか?

さてさて、今回もよろしくお願いします。

【もくじ】
1.参加公演情報
2.特集:スマホのない4日間
3.今月の名盤
4.今月の一本


1.参加公演情報

劇団サカナデ、動いています!本当です!
なぜそんな報告ができないかと言うと、全然稽古に行けてないからです。
仕方ないので、もう先月のものになるであろう、かわいい稽古場写真を載せます。

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今は予約フォームを作ったり、感染対策を作ったりしています。
来月には大きめ情報公開を予定しているので、是非よろしくお願いします。

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○作・演出
岡本拓也

〇出演
坪尾光起
林千紘
星野奈々

○スタッフ
舞台監督 かわちまり(劇団わに社)
ドラマトゥルク 久保田千尋
演出助手 小藤琴
舞台美術 松尾如美
照明 山本存智
音響 稲澤至恩
制作 小藤琴 星野奈々
衣装 星野朱音
宣伝美術 柊マフユ

○会場
円頓寺 Les Piliers
(名古屋市西区那古野1丁目18-2)


これとは別に、新たに参加してる公演もあります。
初挑戦のあれ!ほら!あの、一人で!ほら!
こちらも近々情報公開されると思うので、併せてよろしくお願いしますね。(追記:これを書いてる間に公開されましたが、告知は来月号に行います。早く知りたい方はぜひTwitterのチェックをお願いします!)


2.特集 :スマホのない4日間

今月は、実に4年間使っていたiPhone7が壊れました。お店に行ったらiPhone8だと言われました。いつから勘違いをしてたのでしょうか。新鮮なことも沢山あったので、その話をします。

事の発端
数ヶ月前から、有線イヤホンを使っているとプツプツ音が途切れる感じがあり、イヤホンを変えたり接続コードを変えたりしてました。しかし一通り変えても一向に良くならず、そこでようやく「あ、これ本体が悪いのか」と気づきました。そのままイヤホンをBluetoothにしたりしてズルズル使い続けていたのですが、今月のある日の夜、とうとう充電コードを何回挿しても充電できなくなってしまい、携帯ショップに駆け込むことになったのです。

1日目
とは言え壊れた日の翌日は仕事で、何なら先4日間は仕事でした。つまり、機種変更をしに行く休日までの4日間、通勤の行き帰りや休憩の暇を潰すサムシングが必要になります。折角なので、積ん読状態だった本を片っ端から読むことにしました。
なので突然ですが、ここから先は読書の記録になります。「今月の数冊」です。

まずこの日読んだのが、穂村弘『君がいない夜のごはん』です。

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3分の1まで読んだ所で止まっていたので、この日に読破しました。穂村さんのエッセイは文体がすごく好きで、今までにも何冊か読んだことがあります。短歌を詠んだりもしている人です。
前に大学で配られていたフリーペーパーに、穂村さんに取材を行った記事が載っていて、同じ大学の学生が穂村さんに会っている事実に凄まじく嫉妬したことがあります。
食べ物をテーマにした短いエッセイが何本も入っているのですが、どれも安直に食欲をそそるものではなく、その食べ物に対する自意識や、他人の評価について困ったり、悩んだりしてる内容がほとんどです。今回も期待通り面白くて、大満足でした。

2日目
この日はいつもより早く起きれたので、出勤前に、前から気になっていた駅前にあるカフェに寄りました。スマホがないので写真はありません。
落ち着いた良い雰囲気の中読んだのが、森絵都『出会いなおし』です。

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森絵都さんに関しては皆さんご存知だと思うので、多くは語りません。『カラフル』の人ですね。
タイトル作「出会いなおし」を含めた合計六作が入っている短編集です。小説を読んでいると起こる、他人の人生を垣間見るような感覚がとにかく久しぶりで新鮮で、この一日だけであっという間に読破しました。特に四作目の「むすびめ」は主人公と名前が一緒で、親近感が湧きまくりでした。

3日目
エッセイと短編集を連日読破し、古の読書の勘(小学生の頃は毎放課図書館に通っていました)が戻ってきたので、ちょっと長めのものに挑戦します。
これも買ったままになっていた、瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』です。

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本屋大賞を受賞した作品なので、これもご存知の方が多いかもしれません。父親が何回も変わる稀な人生を送る女子高生の女の子の話なのですが、可哀想な描写は一切なく、むしろ登場人物が全員いい人です。また、主人公の女の子の今の父親「森宮さん」が作る、様々な食べ物の描写がとにかくおいしそう。料理、できるようになりたいです。
この日は夜に劇団サカナデの制作会議がありました。スマホがあれば問題なく定刻参加できたのですが、少し残業があったため退勤が遅れ、帰宅してパソコンを立ち上げるまで遅刻の連絡もできず、ちょっと大変でした。

4日目
流石に一日では読み切れなかったので、この日も引き続き『そして、バトンは渡された』を読み、退勤後に読破しました。達成感と充実感、幸せが溢れていた内容に満たされて、この日はこれ以外のことをあまり覚えていません。

その後
そして無事休みを迎えた私は携帯ショップに行き、iPhone8からiPhone12に機種変更をしました。めでたしめでたしです。
読書に溺れる生活が楽しかったので、現在も文庫本は職場に持って行っています。今は妹尾河童『河童が覗いたヨーロッパ』を読んでいます。

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舞台美術家でもある妹尾河童さんの、泊まったホテルや歴史的建造物のスケッチが全ページ表紙のような密度で描かれていて、圧巻です。東西冷戦期のヨーロッパは卒論でも触れたくらい好きなので、すごく興味深いです。
ですが、スマホなし生活の4日間のようなスピードでは読むことができず、今もまだ読破できていません。なぜか悔しいですね。


3.今月の名盤

9月の名盤と言えば…

9月17日に名古屋でツアーライブがあった、ネクライトーキーの『FREAK』ですよね!

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余談ですがこのCD、間違えて2枚買ってしまったので、知り合いでほしい人がいたら半額くらいで売ります。
ネクライトーキーは、ポップでゴリゴリのサウンドに、ボーカルであるもっさちゃんのハム太郎のようなキャッチーな声が、後ろ向きな歌詞を歌い上げる最高のバンドです。中学生の頃から根暗だった私は、今でも作詞作曲を行っているギターの朝日さんが作っていたボーカロイド曲を聴いて育ってきたので、このバンドを推すことは必然と言えるでしょう。

今回も例のごとくYouTubeにあがってる曲をピックアップして載せておきますので、皆さん是非聴いてください。

MVが良いのと、ギターの朝日さんの石風呂名義の曲の歌詞引用がある『気になっていく』
https://youtu.be/yZr6hZ1haZY

ギターがかっちょよい『はよファズ踏めや』
ライブめっちゃアガりました。
https://youtu.be/18Gm8fbaoxE

チャカポコ叫びたすぎて泣きました。叫びませんでした。『誰が為にCHAKAPOKOは鳴る』
https://youtu.be/tkOozjVuFP4

辛いことがあった連勤最終日の帰り道に聴くとみんな泣いてしまう『俺にとっちゃあ全部がクソに思えるよ』
https://youtu.be/159KSf4Xr0M

前説がめっちゃ良かった。文句なしの名曲『続・かえるくんの冒険』
続とありますが、この曲だけでも楽しめます。
https://youtu.be/qtWScEkFHV0


ライブ、良かったですよね…。良かったです。アルバム曲だと、他にも『踊る子供、走るパトカー』とか『八番街ピコピコ通り』とか好きです。これだけだとポップ曲しか聴かない人みたいですが、そんなことないです。
全曲ちょっとだけ聴けるトレーラーも置いておきます。
https://youtu.be/oY2XhD56C7s


4.今月の一本

今月は、映画館に『竜とそばかすの姫』を観に行ってきました。ちょっとネタバレになってしまうかもしれないです。

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元々中村佳穂さんは『AINOU』を狂ったように聴いていた時期があったので、主人公の声と歌は違和感なく楽しめました。仮想世界や、田舎の風景の映像も綺麗でした。
逆に言うと、家のTVだったらこれ以上楽しめない作品ではあるなと感じました。家族、とか、守りたいもの、がテーマであるのはなんとなくわかりましたが、竜側と姫側の対比が曖昧というか…上手く表現できませんが、特に姫側は親の存在が沢山いて、どのキャラクターも中途半端に親だなと感じてしまいました。
あと陰キャ女子の主人公に感情移入してしまったせいで、忍くんがすごくかっこよくて困りました。夢小説でした。

前回に引き続きこのコーナー、渋い感想ばっかりになってしまって申し訳ありません。もっと審美眼を磨きたいです。


はい。

特集をしっかり書いてしまったせいで、文量が多くなって大変でした。ちゃんと4コーナー書けて良かったです。

それでは皆さん、9月はお疲れさまでした。また10月からも頑張りましょう。

ばいばーい👋

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