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公教育で起こる改革チェーンの目詰まり

毎週書くと決めていたnoteは少しお休みしていましたが、地道に学校・学童に挑んでおりました。目に見える成果は出ていませんが、取り組みの中でわかったことを番外編としてシェアしておきたいと思います。

公教育の基本構造

学校・学童に挑む(2) -4本の柱-で書いた4本の柱(①保護者・子ども、②議員さん、③教育関係者、④行政・自治体)はやや唐突感があってピンと来ない人が多かったかもしれません。
改めて公立学校や学童の基本構造を図示するとこんな感じです。
(本業はスライドを作るのが得意な仕事だったと思い出しました)

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文科省をトップに置いたピラミッド構造でも表現できるのでしょうが、実際はトップダウンで何でも決まっていくほど単純ではないので、あえて横並びにしてみます。
(正確に言うと学童は厚労省管轄だろ!と突っ込める人は十分わかってる人だから読まなくて大丈夫!!)

また、この基本構造自体は何となく知ってる人も多いでしょうが、改めてただの父親(せいぜい少し腕の立ちそうな一般人レベル)でしかない私が何かを変えようとすると、「誰にどんな働きかけをすればいいのか」なかなか難しそうです。(実際すぐに八方塞がりになる)
例えて言うなら、竹竿でラスボスに挑むとか、全裸でエベレストに登るとかそんな無謀なことをしているようにも見えます。
(これ以上深入りしませんが、ドMなので大丈夫とだけ言っておきます)

各レイヤーでどんな課題がありそう?

先ほどの全てをカバーしているわけではありませんが、大阪府箕面市の倉田市長が行った教育改革がインタビュー記事になっていて、教育委員会と学校周りの課題・論点がとてもわかりやすくまとまっています。

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元のインタビュー記事はこちら。とても面白いので興味のある人は読んでみてください。

特に印象的だったのは、制度を大きくいじるというよりは既存の枠組みの中でヒトを変えている点です。具体的には教育委員会を公募にして切実感のある保護者を選出し、委員会事務局に行政職員のエース級を投入することで変革を後押ししています。

行政と教育の分離という前提があるため、自治体の首長が全ての権限を持つわけではありませんが、①~③はとても大きな影響力を持つのでしょうね。
① 教育長、委員会の任命権(議会承認は必要)
② 予算配分(今でいえばICT教育化の設備投資など)
③ 委員会事務局の人事(ここは行政組織の一部)

全国の首長もっと頑張れ!!!

パパママはどうだろう?

毎日Facebookのグループなどで沢山インプットをもらっていますが、ZoomやYoutube liveなどを使った革新的なオンライン授業やそのノウハウ共有などが多いですね。これだけでも既存の枠組みをぶち壊すような、とてつもない可能性を秘めていると感動しつつ、個人的には何かが足りない。。。
(最近うちの双子は寝かしつけで絵本を読んでも読んでも「何かが足りない」って言います)

子どもの一番近くにいるパパママがどんな風に考えて、どんな風に過ごしているのか?はあまりショーケースが見えてこないですね。(誰か良いサイトやFBグループを知ってたら教えてmm)

先日、休校中にパパママ有志でオンライン朝会を企画運営している人にお話を伺いました。学校側で動きたくても動けない先生なんかもいるようで、こういう取り組みは本当に素敵だと思う。
そこまでアクションに起こさなくても、子どもにとって大切な学びとは?を改めて考えてみると良いんじゃないかと思う。

・目の前の子どもはどんなことを感じているの?
・学校で教えている教科学習が止まると本当にまずいの?
・家庭学習で配布されている課題は本当にやる必要あるの?
・ICT教育化が進んだ先にどんな世界が待っているの?

じゃあお前はどうなんだ?って突込みが空から聞こえてきたので少しだけ。
まだ保育園なので学校には通っていませんが、読み書きとか最低限のことだけ学べば後は全部双子が好きにしたらいいと思う。泳げると楽しいことが増えるからスイミングスクールも勧めてみるし、世界は広いと知ってほしいから海外旅行で言葉が通じない体験なんかもして欲しいとは思うけど、最後は全部自分たちの好きにして良い

もっと具体的にはこんな父親でありたい。
・子どもがテストで0点を取ってきたら、赤飯でお祝いしてあげたい
・宿題をやりたくなかったら、やる意味があるのか無いのか一緒に考えたい
・不登校になってしまったら、感受性の高い子だと褒めちぎってあげたい
・好きなことが見つかったら、とこどん応援してあげたい

最後に「僕らの子育て」から宝槻さんのインタビュー記事をご紹介。
「学校が子どもに与える影響は1%くらい」は自分自身の学校生活を振り返っても本当にそうだなと思う。

学校・学童に挑むと言っておきながら、自分の双子に限って何の心配もしていないのは、父親としての自分にだけは絶対的な自信があるから。
仮に学校や学童が変えられなくてもうちの子はきっと大丈夫なので、竹竿でラスボスに挑むんだり、全裸でエベレストに登ろうとしても良いのである。

今は何者でもない、あるいは見知らぬ私の挑戦を読んで下さり本当にありがとうございます。 あなたのフォローやスキが本当に励みになります。